セブ州マクタン島で2026年9月2日、供給能力の不足に伴う大規模な停電が発生した。停電は島内の広範囲に及び、住民生活や小規模店舗の営業に大きな影響が出ている。


その他の写真:水道メーター

現地で暮らす「アクティブシニア・マクタン島木曜会」の尾田慎二さんによると、今回の停電は一般家庭を中心に島全体へ広がった。島内の新築ビルなどでは自家発電機が稼働して機能を維持しているほか、一般家庭の間では安価な中国製ソーラーシステムを導入して対策を図る動きが増えているという。

一方で、自家発電設備を持たない商業施設や個人商店では、一時休業を余儀なくされるケースが相次いだ。ガソリン発電機を運用して営業を続ける店舗もあるものの、夜間は発電容量が追いつかず、通常より早めに店を閉める事例が目立っている。

さらに、インフラ面の課題も浮き彫りになっている。尾田さんが居住するコルドバ区では井戸水が利用されているものの、公共上水道に頼る世帯では停電に伴い送水ポンプが停止し、断水状態に陥るなど生活用水の確保にも影響が出た。

なお、島内の工業団地(MEZ等)については顕著な被害や混乱が報じられておらず、一般家庭用とは別系統の優先送電網や大型自家発電設備によって電力が維持されているとみられる。マクタン島では近年の急速な開発に伴う電力需要の増加に対し、供給体制の脆弱性が改めて露呈した形だ。
【編集:eula】
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