「四月の雪」

現在は俳優業から距離を置き、家族とともにハワイを拠点に生活し、実業家として活動していると報じられているペ・ヨンジュン。表舞台から長く遠ざかっているものの、その名は多くのファンの記憶に深く刻まれている。

■ペ ・ ヨンジュン出演作品をチェック

"ヨン様"の愛称で親しまれ、日本における第一次韓流ブームを象徴する存在となったペ・ヨンジュン。穏やかで誠実なイメージで一世を風靡したペ・ヨンジュンだが、その輝かしいキャリアの中で、世間のイメージを大きく覆す挑戦的な役柄を見事に演じ切った映画が存在する。それが、LaLa TV 韓・華・ライフスタイルで8月21日(金)に放送される映画「スキャンダル」(2003年)と、8月28日(金)に放送される「四月の雪」(2005年)だ。

ペ・ヨンジュンは、1994年のドラマ「愛の挨拶」でデビューして以降、「初恋」(1996年)、「ホテリアー」(2001年)などを経て、「冬のソナタ」(2002年)など数々のヒットドラマに出演し、その地位を確固たるものにした。

一方で、本格的な映画主演作となった「スキャンダル」では、日本で広く親しまれていた穏やかで誠実なイメージとは異なる、新たな魅力をスクリーンで披露した。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
ペ・ヨンジュンのそれまでの誠実で優しいイメージを覆す、冷徹で色気あふれるプレイボーイ役を演じた「スキャンダル」
ペ・ヨンジュンのそれまでの誠実で優しいイメージを覆す、冷徹で色気あふれるプレイボーイ役を演じた「スキャンダル」

©2003 BOM FILM PRODUCTION CO,. LTD. ALL RIGHTS RESEVED.

2003年に公開された「スキャンダル」は、フランスの古典恋愛小説「危険な関係」を原作に、舞台を18世紀の朝鮮王朝時代へと置き換えた歴史官能ドラマである。

もう1つの主演映画「四月の雪」は、愛する伴侶の不倫という裏切りによって深く傷ついた男女が、それぞれの喪失と向き合いながら心を通わせていく物語。大人のラブストーリーであると同時に、喪失や赦し、人を愛することの難しさを静かに問いかける作品だ。

これら2作品を通して浮かび上がるのは、恋愛に翻弄される男のまったく異なる姿であり、"愛"という感情の光と影を演じ分けている。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「四月の雪」
「四月の雪」

© 2005 By Show East Co.,Ltd. & Blue Storm Co.,Ltd. All rights reserved.

「スキャンダル」でペ・ヨンジュンが演じるのは、狙った獲物は逃さない都きっての風流なプレイボーイ、チョ・ウォン。

彼は、策略家のチョ婦人(イ・ミスク)と、貞節を守り続ける未亡人チョン・ヒヨン(チョン・ドヨン)の心を奪うという危険な恋愛ゲームの賭けをする。豪華絢爛な衣装に身を包み、知性と色気で女性を翻弄する姿は、それまでの"誠実で優しい青年"というペ・ヨンジュンのイメージを見事に打ち破った。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「スキャンダル」
「スキャンダル」

©2003 BOM FILM PRODUCTION CO,. LTD. ALL RIGHTS RESEVED.

本作で注目したいのは、恋愛を遊戯として楽しんできたチョ・ウォンが、標的だったはずのチョン・ヒヨンに次第に心を奪われ、自分自身でも制御できない感情に揺さぶられていく過程だ。その変化をペ・ヨンジュンは繊細かつ艶やかに表現している。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「スキャンダル」
「スキャンダル」

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また、本作は男女の駆け引きだけでなく、貞節を重んじる儒教的価値観や身分制度のもとで揺れ動く人間の欲望や倫理観、さらには権力と恋愛が複雑に絡み合う点も見どころだ。チョ夫人との危うい共犯関係も、物語に独特の緊張感をもたらしている。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「スキャンダル」
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一方、2005年公開の「四月の雪」では、妻の交通事故をきっかけに、妻の不倫という残酷な真実を知ってしまう主人公インスを演じた。

手術室の前で、妻の不倫相手の妻であるソヨン(ソン・イェジン)と出会うインス。愛する妻に裏切られていたという現実を突きつけられ、怒りや悲しみ、戸惑いに揺れる。同じ苦しみを抱えるソヨンと時間を重ねるうちに、2人は互いの痛みに寄り添いながら、少しずつ心の距離を縮めていく。

その過程で描かれるのは恋愛だけではなく、喪失や裏切りと向き合い、相手を赦すことはできるのか、自分自身は前へ進めるのかという葛藤だ。静かな時間の積み重ねを通して、人間の再生を丁寧に描き出している。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「四月の雪」
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本作でのペ・ヨンジュンは、怒りや悲しみを激しくぶつけるのではなく、静かな絶望の中で微かに揺れ動く心の機微を、抑制された演技で表現している。

ふとした視線や沈黙、絶妙な間に込められた感情が、2人だけが共有する痛みや孤独を静かに映し出す。

セリフ以上に雄弁なその演技の積み重ねが、本作の余韻をより深いものにしている。

「スキャンダル」で見せた華やかな色気とは違う、大人の男の哀愁と脆さは、ソヨンのみならず、観る者の胸を静かに締め付ける。

ペ・ヨンジュンが魅せた新たな魅力に再注目!"ヨン様"のイメージを覆す「スキャンダル」「四月の雪」の危険な色気と静かな哀愁
「四月の雪」
「四月の雪」

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穏やかで誠実なイメージで親しまれた姿とは異なる、危険な魅力を放つプレイボーイ。そして静かな哀愁をまとった孤独な男。この2作品では、ペ・ヨンジュンという俳優が持つ幅広い表現力と、繊細な感情表現の確かさをあらためて堪能することができる。

チョン・ドヨン、ソン・イェジンという韓国映画界でも屈指の実力派女優との芝居も見どころだ。彼女たちとの息の合った演技が、ペ・ヨンジュンの魅力をさらに多面的に引き出している。

現時点では俳優復帰や新たな出演作に関する発表はないものの、ペ・ヨンジュンがスクリーンに刻んだ情熱と輝きが失われることはない。当時のヨン様ブームに熱狂したファンも、まだ彼の映画を見たことがない世代も、この機会にぜひ、彼が魅せた圧倒的な存在感と愛の物語を堪能してほしい。

文=HOMINS編集部

放送情報

スキャンダル
放送日時:2026年8月21日(金) 23:30~
出演:ペ・ヨンジュン イ・ミスク チョン・ドヨン ほか

四月の雪
放送日時:2026年8月28日(金) 23:30~
出演:ペ・ヨンジュン ソン・イェジン ほか

チャンネル:LaLa TV 韓・華・ライフスタイル(スカパー!)

※放送スケジュールは変更になる場合がございます

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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