2026年6月20日と21日にかけて、リアルイベント『ウマ娘 プリティーダービー 7th EVENT WORLD TOUR 「THE STAGE」 in TOKYO』が有明アリーナで開催されました。

2月22日にWORLD TOURについて大々的にアナウンスがあってから早4か月でこの日を迎え、外はあいにくの雨模様でしたが、スペシャルゲストあり、驚きの選曲ありと、今回も会場に集まったトレーナーを楽しませ、熱のこもったWORLD TOUR初日となりました。


今回は本ライブの見どころなどをピックアップし、紹介していきたいと思います。

◆有明アリーナを染めた"赤"ーーWORLD TOUR初日の熱狂と演出の数々
近年のライブ『ウマ娘』では、ベルーナドームやさいたまスーパーアリーナなどスタジアム級の規模でライブを開催してきました。メインステージから花道を通ってセンターステージを構えているライブもあれば、楕円形センターステージで臨んだこともありました。

この日のライブでは、いわゆるメインステージ"のみ"のライブとなっていて、一般的なライブステージと変わりません。

ですが、1曲目からスパークラー(火花の柱)が炊き上がり、続いてはフレーム(炎の柱)も打ち上がり、気づけば頭上から花びらが舞ってきました。いわゆる特効演出といわれるものですが、20数曲中の約半数くらい……指を折って数えるのを諦めるくらいの頻度でさまざまな演出があり、何度となくステージを彩っていました。

今回キャスト陣が着るステージ衣装は、革製の赤いロングコートを基調にしており、刺繍や肩章(布飾り)が施され、クラシックかつ気品あるオーラある衣装でした。アップテンポかつロックサウンドを主にした熱い曲が多く、照明も会場を"赤"に染めあげ、今回のライブのキーカラーが"赤"なのではないかということが十二分に伝わってきました。

◆約8mの超巨大お立ち台とシークレットゲスト、「カジノドライヴ」登場!
序盤から派手さのある演出が盛り盛りでしたが、この日最大の演出といえば、何と言っても7曲目「UMA IN AMERICA」でしょう。先程までムービーを流していたメインステージのLEDスクリーンが左右へ二手に割れ、「UMA」と書かれた超巨大お立ち台に乗ってウマ娘たちが現れる、規格外かつインパクトある登場でした。

しかもこのタイミングで、スペシャルシークレットゲストとしてカジノドライヴ役の愛美さんが登場!育成シナリオ「Dreams」編に主要キャラが一同に介してシナリオテーマ曲「UMA IN AMERICA」を歌唱しました。

これだけでなく、2階席の通路を使ってトロッコを走らせて遠い席のトレーナーへと接近していくという演出もあり、さまざまに楽しませてくれました。
ちなみにこの超巨大お立ち台、MCで約8mあるとのことです。

◆「先輩方に支えられながら」ーー初舞台に臨んだキャストたちの言葉
DAY1終了後、東京公演のキービジュアルを飾るウマ娘を演じる石原夏織さん(アーモンドアイ役)と、海弓シュリさん(フォーエバーヤング役)が、インタビューに答えてくれました。

そのなかで海弓さんは、「こういった大きなステージで歌って踊る経験することが、そもそも初めてでした」と明かしていました。彼女のようにキャリアとして初めて大舞台のステージを踏むだけでなく、この2日間でライブ『ウマ娘』の初ステージを踏むキャストが何人もいらっしゃいました。

初日ステージでソロ曲などはありませんでしたが、大人数・少人数でダンスして踊る曲があり、短い期間で覚えて披露するのは並大抵ではないでしょう。海弓さんはすこし涙を浮かべながら「かなり緊張していたが、ライブ直前に石原さんはじめ先輩方に声をかけてもらっていた」と語り、多くのキャストに支えられ、励まされながらこの日を迎えたことがうかがえました。

石原さんは、今回のライブが2度目の『ウマ娘』ライブです。「リハの段階から楽しかった」「いまこの瞬間を楽しむことがとても大事だなと感じた」と言います。そんなマインドだったからこそ、海弓さん含めた初出走キャストを引っ張っていった姿が目に浮かびます。

また、石原さんにとってより重みを持っていたのが、アーモンドアイ世代のウマ娘たちが揃って歌ったことだったといいます。

実際この日の後半、石原さんは中島由貴さん(ラッキーライラック役)、夏目妃菜さん(グランアレグリア役)、久保田未夢さん(ラヴズオンリーユー役)、小田杏樹さん(カレンブーケドール役)、星希成奏さん(キセキ役)などアーモンドアイと関わりが深い面々と共に歌唱。「去年(前回ライブ)では表現できなかったものが表現できたと思う」と話しました。


とくに一番練習し思い出深い曲として挙げていたのが、中島さんとともに歌唱した「黎明に咲く華」です。ゲーム内で描かれるライバル関係もしっかり受け取り、かなり意気込んで臨みました。

ライバル関係を引き継いでデュエットで披露する曲としては「Ms.VICTORIA」がこれまで多く歌われてきましたが、今後は「黎明に咲く華」もチョイスされることが増えるかもしれません。

◆笑顔ゼロ、拍手もゼローー津田美波さんが体現した"ウマ娘・エアシャカール"

そんな石原さんと海弓さんといったキービジュアルを彩った2人に加え、おそらくこの日トレーナーの注目や視線を集めたのは、エアシャカール役を演じる津田美波さんではないでしょうか。

ゲーム『ウマ娘』のなかでエアシャカールは、釣り上がったキレ目と少々荒っぽい口調で話しており、どこか威圧感を漂わせているのが特徴です。

なにより、エアシャカールは笑顔を見せないイメージが多くのトレーナーに染み付いているのではないでしょうか。そんなエアシャカールがライブに出るとしたらどうなるかを、津田さんは体現していました。

ライブ中の踊りはゆったりとしており、低めの声色でボーカルを取っていきます。カメラがここぞという場面で寄ってきた瞬間には、キメとなるポーズやシャウトで会場を盛り上げるのですが、どこか牽制しているかのよう。

その様子は、MC中になるとより"らしさ"を強めていきます。大人数が揃ったMCパートでは、右手を腰に当てたポージングのままで他のキャストの言葉を聞き、しゃべり終わった後で他キャストが拍手を送るなか、エアシャカールは拍手する素振りすら一切見せません。またキャスト全員が腰からグッと折って一礼をするなか、エアシャカールだけが上半身のみで礼をしていました。


そして、自身が歌唱しているとき、誰かのMCを聞いているとき、どんなときでも"笑顔はいっさい見せない"。そのふてぶてしさはまさに"ウマ娘・エアシャカール"がまとう空気そのものでした。

◆これはまだ序章ーーロサンゼルス、ロンドン、ソウル、横浜へ
そんな津田さんは、『ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -WISH-』以来、約3年ぶりとなる出演です。ゲーム『ウマ娘』がスタートして5年が過ぎ、次々と新たなウマ娘が発表され、ライブの場にも出演されるようになっています。

石原さんは先のインタビューで、同タイミングで作品出演が決まったメンバーやゲーム内で深く関わりあうメンバーと、同じライブの場所で歌えることの大切さや重みを切々と話していました。

くわえてライブ中のMCで羊宮妃那さん(デアリングタクト役)が、キャスト3人で合わせたのが今日この日初めてだったことを明かし、会場がざわめきました。おそらく我々が思う以上に、タイトなスケジュールでライブに向けての準備・リハーサルなどが行われていたのでしょう。

そんななかでも、出演キャストが力を注いだ東京公演の初日。そう、これだけ濃密でも『ウマ娘 プリティーダービー 7th EVENT WORLD TOUR 「THE STAGE」』の最初の公演でしかないのです。

作品内の関係性やキャラクター性を強く意識したパフォーマンス、それをより映えさせる大掛かりなステージ演出を備えた『ウマ娘』のライブが、世界のファンにお披露目されることになります。

ワールドツアーの予定公演地として、ロサンゼルス、ロンドン、ソウル、そして横浜がアナウンスされました。さあ、ライブ『ウマ娘』は世界にどんな熱狂を生み出すでしょうか。
新たなページが綴られます。

なお今回のDAY1公演は7月4日、DAY2公演は7月5日まで見逃し配信を実施中です。詳細は公式サイトからご確認ください。

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