知らない土地で道に迷い、携帯電話も使えない。小雨の降る闇夜、彼女は娘と二人、必死に歩いた。

Jタウンネットの女性読者・Mさんの実体験。

<Mさんからのおたより>

10年ほど前、娘が小学6年生の時のことです。修学旅行に急遽、初日の夕方から参加することになり、宿泊地まで母親の私が電車で送ることになりました。

娘は前日まで熱があり、当日の朝は下がってはいたものの、念のため泣く泣く参加するのは辞めておこうという判断をしていました。

しかし「最後だし参加したい」という本人の希望でとりあえず先生に連絡したところ、「途中参加してもいいです」とのことだったので、急いで行く準備をして、夕食終わりには着く予定で出発したのです。

現地の駅には着いたものの...

現地の駅に着きましたが、バスも、タクシーもありません。公衆電話で宿舎に電話して、駅から歩いていくことを伝えました。

持っていたのは、タブレットとガラケー。タブレットのナビで20分ほど歩けばいいとわかり、小雨が降り始める中、駅を出ました。

途中どんどん日が暮れ、真っ暗に。そんな中やっと着いたと思ったら、閉鎖された門でした。

悪い事は重なり、携帯の充電が切れてしまいました。電話する事も出来ずに遭難状態です。

街灯もなく真っ暗な道を2人で歩いていると、民家の灯が見えてきました。

とにかく場所を聞いてみようと、インターホンを押してみました。すると、夕食を食べている途中であろう男性が出てきました。

捜索願一歩手前に

事情を話すと、宿舎はここから歩いたらかなりかかるとのこと。車で送ってくださることになりました。

あの時のことは今でも鮮明に覚えています。

娘も私も寒さとたどり着かない不安、電話もなく本当に怖かったのですが、娘には「大丈夫だよ」と言うことしかできませんでした。

そんな中、車まで出していただき、無事に宿泊先まで送っていただきました。

学校の先生方にも大変ご心配をおかけしました。おそらくもう少し遅かったら捜索願いを出されていたと思います。

本当に命の恩人だと思っています。この場をお借りしてあの時の感謝の気持ちをお伝えしたいです。

本当にあの時はありがとうございました。


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