大相撲名古屋場所千秋楽(26日・IGアリーナ)

 関脇・熱海富士(23)=伊勢ケ浜=が、本割で関脇・安青錦(22)=安治川=に勝って、進んだ優勝決定ともえ戦で、安青錦に敗れた。

 悲願の初優勝に、またも一歩届かぬ惜敗。

本割で1差で追っていた安青錦を破り、持ち込んだ優勝決定ともえ戦では馬力を生かして霧島を圧倒。2連勝で初Vに王手をかけたが、続く安青錦戦で左前まわしを取られて攻め手を失い、寄り切られて土俵を割った。支度部屋に戻ると「あーっ」と声を漏らして悔しさをにじませ、報道陣の取材は断った。

 優勝決定戦は3度目だったが、1月の初場所に続いて安青錦に屈した。それでも今場所は両横綱を撃破。後半戦を7連勝で締めて自己最多に並ぶ12勝を挙げ、敢闘賞も受賞した。浅香山審判部長は「今場所は強かった。こういう相撲を取っていけばいい」と称賛。先場所も関脇で9勝しており、来場所で大関取りが懸かるとの見解を示した。大関昇進目安は「三役で3場所33勝」。次は静岡県勢初の賜杯&大関に挑む。(林 直史)

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