無敵の“お祭りマッスルユニット”TrySail、10周年全国...の画像はこちら >>

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TrySailの3人は、やはり唯一無二にして最高のトライアングルであることを、改めて実感させてくれるライブだった。
今年5月にアーティストデビュー10周年イヤーを迎え、それを記念して初のベストアルバム『BestSail』をリリースした彼女たちが、アニバーサリーをさらに盛り上げるべく決行したライブツアー【LAWSON presents TrySail 10th Anniversary Tour 2025 “BestSail”】。

9月より全国6都市10公演を巡ってきた航海は、間違いなくTrySailのベストパフォーマンスを更新するものであり、同時にこの先に広がる未来を約束するものだった。そのツアーの終着点、メンバーたちが“実家”と呼ぶ会場・パシフィコ横浜国立大ホールで、10月11日に行われた追加公演の感動に迫る。

PHOTOGRAPHY BY hajime kamiiisaka
TEXT BY 北野 創

思い出の地・パシフィコ横浜で迎えた10周年ツアー追加公演

追加公演の舞台となったパシフィコ横浜国立大ホールは、デビューから間もない2015年5月23日に、TrySailとしての初ワンマンライブ【LAWSON presents TrySail First Live 2015 “Sail Out!!!”】でステージに立って以来何度となくライブを行ってきた、メンバーにとってもファンにとっても思い出多き場所。そもそも目の前に海が広がる立地ということもあり、帆船の帆に由来する名前を持つTrySailにはぴったりの会場だ。そんな“TrySailの聖地”での追加公演ということでチケットはソールドアウト。現地には本ツアーのグッズTシャツ姿の人はもちろんのこと、過去のライブグッズを思い思いのスタイルで身につけた人も多数見受けられ、まるでTrySailグッズファッションショー、もしくはミュージアムといった趣き。ライブが始まる前からテンションは高まるばかりだ。

オープニングを飾ったのは、TrySailの過去のライブ映像を繋ぎ合わせて構成したスペシャルムービー。まだ初々しさの残るデビュー当時の姿から、徐々にメンタルもフィジカルもたくましくなっていき、“お祭りマッスルユニット”として覚醒していく軌跡がスクリーンに映し出されていく。まるで走馬灯のような演出に早くもエモさで昇天しかけるなか、映像は今年3月に日本武道館で行われた10周年イヤーに向けての出航ライブ【LAWSON presents TrySail 10周年出航ライブ “FlagShip” in 日本武道館】の場面に。そのライブのラスト、メンバーの麻倉ももが10周年に向けて「出航!」と号令するシーンに合わせて、パシフィコ横浜のファンたちが一斉に「出航!」と大きな声を上げると、ステージの照明が明るくなり、麻倉もも、雨宮天夏川椎菜の姿がついに露わになる。出航を飾ったライブの1曲目は、1stシングルのカップリング曲にして、彼女たちの1stライブのタイトルにも引用された「Sail Out」。ベスト盤の初回生産限定盤のみに同梱されたメンバーセレクト曲集『MEMBER’S SELECT BEST』の1曲目にも収められていたこともあり、10周年イヤーの新たな船出にこれ以上なく相応しい選曲だ。

晴れやかに歌い上げ、ラストは眼前に広がる“楽しい 未来”の広がる海を見渡すようにポージングして締め括ると、続いてLINDBERGの渡瀬マキが歌詞を提供したガーリーなギターロック「Good Luck Darling」へ。メンバーは手を大きく上げて横揺れやクラップを促し、それを受けてペンライトでカラフルに染まった客席が大きく揺れる。落ちサビでの夏川の気合いと楽しさに溢れたソロパート、そこからラスサビを一気に駆け抜けていく爽快感と疾走感は、一度味わったら病みつきになる楽しさだ。そして“バンザイ姉さん”こと雨宮の「最高に盛り上がっていこうぜー!」という掛け声と共に繰り出されたのは、『MEMBER’S SELECT BEST』にも収録された雨宮の推し曲「バン!バン!!バンザイ!!!」。武道館公演でも披露され“バンザイ姉さん”は念願かなって感極まっていたが、やはり10周年イヤーを祝ううえでこの曲を欠かすことはできない。メンバー各々が元気いっぱいに“バンザーーーーーーーーーーーーイ!”と伸びやかなロングトーンを聴かせ、会場も大合唱で応えると、雨宮は満足そうな笑顔を浮かべて「テンキュー」と告げて締め括った。

と言いつつ、その直後のMCで「テンキュー」とは言ったものの、今日の観客にはさらなる「ポテンシャルを感じる」とのことで、「私、まだまだこんなもんじゃないと思っています」と、ファンにもっと盛り上がるように発破をかける雨宮。麻倉も「遊ぶ気満々で来たので、みんなでたくさん遊びましょう!」と呼びかける。また、今回のツアーでは、ライブ前半パートで過去の衣裳をリバイバルで着用していたのだが、この日の衣裳は10年前の2015年10月11日に同じ会場で行われたライブ【LAWSON presents TrySail Live 2015 “The Golden Voyage of TrySail”】で着ていたものであることをアピール。映像にも残っていないレアな衣装、しかも10年ぶりに着たにも関わらず、お直しの必要がなかったことを自慢する。なおかつ10年前のライブの1曲目に歌ったのも「Sail Out」だったとのことで、まだ心許ない状態だった10年前と比べての自分たちの成長と変貌ぶりに「パシフィコも絶対びっくりしてるはず(笑)」(夏川)と楽しそうに語り合う。バラバラなようで息の合った楽しいトークもまた、彼女たちがこの10年、いやTrySailを結成する前から培ってきた絆の賜物だ。

準備運動はここまで。雨宮の「本気の筋肉で行くけど大丈夫そう?」という言葉に、ファンが威勢の良い歓声で応えると、無敵感の漂うアクセル全開のアップチューン「WANTED GIRL」、いつまでも色褪せない青春の輝きを封じ込めた「whiz」と、人気のシングル曲をワンツーパンチで浴びせかけ、2019年のツアー以来、久々にセットリストに組み込まれた日替わり曲「Believe」へ。黒須克彦が作曲・編曲した熱気ほとばしるアグレッシブなロックを、6年前よりも明らかに力強さと頼もしさを増した歌声で届け、間奏では夏川の「いくよ!」という呼びかけに会場中が「オイ!オイ!」と声を上げて盛り上がる。ラスサビの“Believe これまでの軌跡も夢も そのすべてが今を紡いでいる”というフレーズ、締めの“走り続ける 限りない明日へ”という歌詞もまた、10周年を記念したツアーで耳にすると意味深く聴こえる。

そのまま休みなく投入されたのは、アラビアンのフレイバーを取り入れたアゲ曲「Ah! La Vie En Rose!!! -ア!ラ・ビ・アン・ローズ-」。松井洋平が作詞した、オアシスを求めて彷徨うストーリー仕立ての歌詞はとてもユーモラスだが、それをアラブ歌謡風のコブシを交えながら違和感なく表現できるのは、声優を本職としている彼女たちだからこそと言えるだろう。首だけを横にスライドさせる動きなどの振付も楽しく、サビでは「ウッ!ハッ!」と掛け声しながら正拳突きを行い、ライブのためのマッスルをさらに鍛え上げていく。また、ラスサビ前の“ヤバイ!水のみた~い!”というフレーズは、毎回、趣向を変えた見せ方をしていたなか、この日は突然音が止んで、3人が「きっつ……」とやさぐれ始める寸劇を展開。その流れで「ヤバイ!」「ヤバイ!」「ヤバイ!」からの3人で一斉に「水のみた~い!」と叫ぶ長尺バージョンを披露した。そこからステージのスモークがだんだんと濃くなり、最後は3人の姿も見えないくらいになって、曲の終わりと共にスモークが晴れるとステージからいなくなっている演出を含め、曲の世界観を踏まえてより楽しくブラッシュアップしたステージングに、彼女たちの「やるからにはとことん遊び尽くす!」という心意気を感じた。

怒涛のお祭り曲ラッシュ!TrySailの本気が炸裂した後半戦

幕間の時間を楽しませてくれたのは、メンバーが10周年ならではの質問に答える映像企画「TrySailのBestSail Bestインタビュー」。映像の前半部分は各公演ごとに違った内容となっており、この日は「2人と初めて出会った時の印象と今の印象の違い」という質問に各々が回答する。

夏川の雨宮に対する印象は、初対面時は清楚なワンピースを着ていたことから「高原のお嬢様」だったのが、今ではジャージ姿でいることが多い「空き地の悪ガキ」に変化。麻倉は出会った頃から「妖精」の印象は変わらないが、今は「妖精の子供から妖精の女王様」になったと語る。麻倉は初めて会った頃の雨宮のことを警戒心の強い「ハリネズミ」と評し、今は柔軟になってハリが抜け落ちたので「ハリネズミがネズミになった?」との迷言を発して会場を沸かせる。夏川に対しては当初ピンクのイメージが強かったらしいが、中身の変化について訊かれると「……どうしてこうなったんでしょうね?(笑)」とバッサリ。流石の切れ味だ。雨宮も、麻倉の第一印象は「ピュアな妖精」と答え、今は「熟練のアイドル感」もありつつ、「我々(雨宮と夏川)がクソガキになったから正しきママ」のポジションになったと語る。そして夏川のファーストインプレッションは「目がデカ!」「かわいい」「清楚」だったが、「今はクソガキ仲間」とのこと。後のMCで明かされたのだが、本インタビュー動画の聞き手を担当したのは、TrySailのライブ演出・振付をデビュー時から現在まで手がけているHIROMI先生だったとのことで、メンバー3人の素直な表情に触れられる好企画だったように思う。

そして映像は全公演共通のパート「あなたにとってのTrySailとは?」という質問に移り、麻倉の「TrySailは私の一部です」という言葉で締め括られると、キラキラと輝く布地の新衣装に着替えたメンバーたちが、それぞれステージの三方から中央へと歩み出てきて、お互いに向かい合うと、『MEMBER’S SELECT BEST』にもセレクトされた夏川の推し曲「この幸せが夢じゃないなら」をアカペラで歌い始める。繊細かつ息の合ったハーモニーは、10年もの長きに渡り、苦楽を共にしながら航海をしてきたこの3人でしか成し得ないもの。そこにピアノの優しい音色が重なっていき、ハツラツとした原曲とはまるで異なる、しっとりと胸に響く「この幸せが夢じゃないなら」が紡がれる。結びの歌詞“いつまでも 繋いだ手を離さないから ねえ そばで微笑んで”というフレーズを、お互いを見つめ合いながら愛おしそうに歌う3人の関係が、とても尊いものに見える名演だった。

メンバー同士に向けて歌われたような本楽曲に続いては、3人並んでステージ正面を向き、目の前のファンに届けるように歌った「あかね色」。夕日のようなライト演出がまさに茜色の景色を描き出すなか、3人は柔らかな表情を浮かべながら、胸をギュッと締め付けるほどに切なくも温かな歌声で会場を包み込む。そしてこれも『MEMBER’S SELECT BEST』に収録された「オルゴール」へ。彼女たちがメインキャストを務めたTVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁-』最終話エンディングテーマでもある本楽曲(オンエアではClariSとのコラボバージョンを使用)。揺れ動きながらも希望に向けて一歩ずつ進んでいくような三声の重なりが心に染み入っていく。最後は雨宮が手を上に掲げるのに合わせて、白い光が天に昇っていくモニター映像とのシンクロした演出が感動の余韻を残した。

ここまで3曲続けてのミディアム~スロウテンポでじっくり聴かせる流れから一転、躍動感と輝きに満ちた「かかわり」では、照明が一気に明るくなってステージに光が溢れるなか、時にくるっとターンする動きなどを取り入れながら爽快な歌声を届けていく。ゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』テーマ曲ということもあり、前曲「オルゴール」からの繋がりにも思わずグッとくる構成だ。そして10周年を迎えた今年5月に配信リリースされた現時点での最新曲「アストライド」を披露。ストリングスを交えた力強くも煌びやかなバンドサウンドに乗せて歌われるのは、新しい夢や未来に向かって何度でも立ち向かっていく精神。彼女たちにとっても10周年は通過点に過ぎず、この先も“憧れた空”を目指して突き進んでいくことを、晴れやかなパフォーマンスを通して改めて約束する。

その後のMCパートでは10周年にちなみ、これまでのライブの思い出を振り返るコーナーへ。

事前にファンから寄せられたコメントを元に、過去のパシフィコ横浜公演での印象深い出来事を語り合っていく。2015年の【LAWSON presents TrySail Live 2015“The Golden Voyage of Trysail”】公演では、まだ持ち曲が少なかったこともありコントや漫才にも挑戦し、アイドルユニット“シンフォニー”に扮したことや「おさかな天国」ならぬ「お肉地獄」という楽曲を生み出したことが掘り起こされ、ダメージを受ける3人。さらに2016年から2017年にかけて行われた【TrySail First Live Tour “The Age of Discovery”】公演で、麻倉の提案で実施された“少年合唱団のような高音を発声しながらウェーブ”を再現することに。麻倉本人も「何でこんなことしたんだろうね」と疑問を抱きつつ、観客に高音の発声指南をして新しい思い出の1ページを加えた。

そしてライブ後半戦、ついに“お祭りマッスルユニット”としての本領を発揮する時間に。「上腕二頭筋を鍛えたいかー!」(麻倉)、「てめーらの腹筋はそんなもんじゃないだろー!」(雨宮)と、声優ユニットのライブらしからぬ檄を飛ばして会場のやる気に火をつけると、「さらなるマッスルを目指して修行の時間だー!」とカンフーポーズをとって「Sunset カンフー」に突入。「ハイッ!ヤアッ!」とオーディエンスたちに修行をつけつつ、フルスロットルで駆け抜けていくと、続いてマッスル路線の決定打となったシングル曲「華麗ワンターン」へ。ステージ中を駆け巡りながら歌ったり、「ハイ!ハイ!」と観客を煽ったり、クルクル回りながら拝んだりと、とにかく忙しないことこのうえない。夏川の「暴れろー!」という掛け声に、会場はさらにヒートアップしていく。

3rdシングルのカップリング曲ながら大合唱が巻き起こるライブの鉄板曲に育った「Baby My Step」で“ホップ・ステップ・ジャンプ!!”してさらなる運動を促すと、そこから間髪入れずどんなフェスも盛り上げる代表曲「adrenaline!!!」でラッシュを叩き込む。2番ではカメラマンがステージからメンバーたちの姿を撮影し、その映像がリアルタイムでスクリーンに映し出される演出も。2番サビでの“わくわくしている 今が一番大好き”のフレーズで3人一緒に肩を組んで顔を突き合わせて歌う絵に、観ている側もアドレナリンが止まらない。

そして雨宮の「ここにいる全員、残っているもん出し切れー!」という言葉を合図に、これもまた彼女たちのライブには欠かせない「High Free Spirits」へ。「adrenaline!!!」のはっちゃけた明るさとは対照的な、シリアスかつ不屈の闘志を燃え上がらせたパフォーマンスで観客を熱狂させる。3人の不敵な表情、間奏での夏川の「横浜ー!」という絶叫、己の生き様を見せつけるようなステージング。10年という歴史の重みをより強く実感できた瞬間だ。そして麻倉が「ラストは私たちの“はじまりの曲”聴いてください!」と告げると、彼女たちの“無限大の可能性”を象徴するデビュー曲「Youthful Dreamer」を三色のまばゆいトライアングルハーモニーで届けて締め。終盤戦は怒涛のセットリストでライブ本編を完走した。

予定外のWアンコールも!“乗組員”たちとの最高の新たな船出

だが、TrySailのライブはこんなものでは終わらない。「アンコールありがとう、まだまだ航海は続くよ!」(麻倉)とステージにひょっこり登場した3人は、「Chip log」で航海の旅を再開。ユニットカラーである水色のグッズTシャツに着替え、仲良く並んで楽しそうに歌う姿を見ていると思わず笑顔になってしまう。なお、「Chip log」では3人が自分の役回りを事前にルーレットで決めるのが今回のライブでは恒例になっており、この日は夏川が引き当てた“お掃除係”を雨宮が奪い、代わりに“何でもいい係”になった夏川は犬になって走り回っていた(ちなみに麻倉は“舵取り係”)。続く「僕らのシンフォニー」では、客席に向けて手を振ってファンサービスする麻倉を夏川がじっと見つめながら手を振る場面も。それに気づいた麻倉が夏川に接近しようとすると、照れて逃げ回る夏川。アンコールということもあってか、より遊び心に溢れたやり取りが嬉しくも微笑ましくもある。

その後のMCでは、グッズ紹介コーナーに始まり、嬉しい初解禁情報を続々発表。本公演の模様を収めた映像作品のリリース、過去のライブ衣装などを展示するミュージアム“TrySail 10th Anniversary Museum 2025-2026”の開催、【TrySail 10周年出航ライブ “FlagShip” in 日本武道館】のライブ音源の配信スタート、そしてアニバーサリーイヤーのフィナーレと11周年の始まりを飾るワンマンライブ【LAWSON presents TrySail 10th Anniversary Live 2026 ”Cheers!!!”】が2026年5月に行われることが発表され、会場は歓喜の声に沸く。次回ワンマンの開催日は、デビュー日となる5月13日をはさんだ5月10日に大阪・グランキューブ大阪メインホール、5月17日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールの2公演。“Cheers!!!”というタイトルが示すように、打ち上げのようなライブにしたいとメンバーたちは語っていた。

そしてアンコール最後の楽曲にいく前にメンバーから挨拶を……というタイミングで、ファンからのサプライズ!会場中が声を合わせて「10周年おめでとう!」とお祝いの言葉を贈ると、客席のペンライトが彼女たちのメンバーカラーであるピンク、ブルー、イエローの三等分に染まり、メンバーたちの眼前に三色の海が広がる。「何?この統率力?」(雨宮)、「HIROMI先生とテレパシーした?」(夏川)と口々に驚きつつ、この景色を写真に残しておきたいと、嬉しそうに会場のみんなと撮影を行った。その後、夏川が感極まって涙を流し、それを見た雨宮が「辛いこともいっぱいあったね」ともらい泣きしてしまう場面も。抱き合う2人を後ろから包み込むように抱擁する“正しきママ”ポジションの麻倉。3人の絆の強さと関係性が浮かび上がる一幕だった。

彼女たちが本公演のラストナンバーに選んだのは「マイハートリバイバル」。お馴染みの前口上である「パシフィコ横浜のみんな、炭酸をグビッといこう!」(麻倉)を合図に、会場中が“ナナナナ”と大合唱して盛り上がり、3人はワチャワチャと入れ替わりながら心から楽しそうに歌を届ける。TrySailがライブで放出するエネルギーは無限大。その声が、歌が、ファンのビタミンドリンクとなって、ハートをリバイバルさせてくれるのだ。ラストはかわいらしくポージングして締め括り、3人揃って客席の隅々にまで手を振って感謝の気持ちを伝えると、最後は声を合わせて「ありがとうございました!」と挨拶してステージを去った。

しかし、終演のアナウンスが流れた後も、会場の熱は収まらない。いつまでも止まないアンコールの声に、なんと予定外のダブルアンコールが実現!もう1曲歌う前に、彼女たちがライブ前に必ずやっている円陣をステージ上でやることになり、そのメンバーに観客も加えることに。そのためにこの場だけのファンネームを決めることになり、“乗組員”と“エンジン”の2案で拍手の大きさを比べた結果、“乗組員”に決定。「もちょ!」「そら!」「ナンス!」「乗組員!」と順番に名乗りを上げて気合いを入れると、出航の歌「Sail Out」を再び披露する。1回目よりもやんちゃで開放的、まさに会場のみんなと遊ぶように、伸び伸びと楽しそうに歌う3人。麻倉がカメラに思い切り近づいてアピールしたかと思えば、夏川は麻倉と一緒に手でハートマークを作って嬉しそうにはしゃぎ、雨宮はステージ中を巡りながらファンと交歓する。最後はステージ中央に集結して、3人でギュッと肩を寄せ合って最高の笑顔でフィナーレを迎えた。

シングル曲とメンバー自選の『MEMBER’S SELECT BEST』収録の全10曲を軸にしつつ、ライブではレアな楽曲や懐かしい楽曲を日替わり曲に据えることで、旧来のファンもベスト盤きっかけでライブに訪れた新しいファンも、両方を満足させるライブを作り上げたTrySail。というよりも、今の彼女たちのパフォーマンス力であれば、例えTrySailの楽曲をあまり知らないというフェスの初見勢も一発で虜にすることだろう。今や無敵の“お祭りマッスルユニット”となった彼女たちの次の航海が、今から楽しみでならない。

【LAWSON presents TrySail 10th Anniversary Tour 2025 “BestSail”】
2025年10月11日(土)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール

<SET LIST>
M01.Sail Out
M02.Good Luck Darling
M03.バン!バン!!バンザイ!!!
M04.WANTED GIRL
M05.whiz
M06.Believe
M07.Ah! La Vie En Rose!!! -ア!ラ・ビ・アン・ローズ-
M08.この幸せが夢じゃないなら
M09.あかね色
M10.オルゴール
M11.かかわり
M12.アストライド
M13.Sunset カンフー
M14.華麗ワンターン
M15.Baby My Step
M16.adrenaline!!!
M17.High Free Spirits
M18.Youthful Dreamer

-ENCORE-
M19.Chip log
M20.僕らのシンフォニー
M21.マイハートリバイバル

-W ENCORE-
M22.Sail Out

ライブ情報

LAWSON presents TrySail 10th Anniversary Live 2026 ”Cheers!!!”

2026年5月10日(日)大阪・グランキューブ大阪メインホール
2026年5月17日(日)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール
※チケット情報は後日発表予定

関連リンク

TrySail オフィシャルサイト
https://trysail.jp/

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