熊本地震から2週間…観光地は今

熊本県最大震度7を観測した地震の発生から、2週間あまりが経ちました。

10年前の地震でも被害を受けた熊本城では、今回も二の丸公園側の石垣が大きく崩れるなど多くの被害が発生しました。

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き...の画像はこちら >>

この影響で熊本城は、公開を一時的に停止していましたが、安全確認ができたとして熊本市は13日から地震発生前と同じように見学を再開すると明らかにしました。

(熊本市 大西一史市長)「復興のシンボルでもあるので、ここが早期に開園できるのは復興の加速化にもつながる」

しかし、8月が書き入れ時の観光産業への影響は深刻です。

温泉が出ない」観光業は書き入れ時なのに…

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

震源に近い、熊本県八代市にある日奈久温泉では、建物への被害に加えて、地震の影響で源泉からの配管が損傷したとみられ、温泉の供給ができないといいます。

(松の湯 松本和子女将)「温泉が出ないというのが一番ですね」

日奈久温泉では、ほとんどの施設で休業を余儀なくされているといいます。

県内の宿泊予約キャンセル 約14万6000人・20億円分以上

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

一方で、直接の被害がほとんどなかったエリアにも影響は及んでいます。

熊本県南阿蘇村では、建物や温泉に被害はありませんでしたが…

(阿蘇市観光協会 永田祐介会長)
「(阿蘇市の)宿泊施設のキャンセルが2万人ぐらい、金額にして3億円の数字が今のところ出ています」

熊本県によりますと、11日時点で県内で約14万6000人、20億円分以上の宿泊予約がキャンセルになっているということです。

被害規模小さい熊本市内でも「お客さんは減っている」

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

一方、今回の地震で、比較的被害規模が小さかった熊本市内ですが、中心街を代表する下通商店街も、お盆休みの祝日11日の人通りはまばらです。

商店街の会長に、今の様子を聞いてみると…

(下通繁栄会 猪毛尾彰宏会長)
「(Q地震発生後、商店街の状態は?)お店はオープンしていても、お客さんは減っている。予約がキャンセルされて非常に困っているという話は聞いております」

「自粛ムード」「50%減」キャンセル相次ぐ飲食店

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

戦前から(1934年)営業を続ける中華料理店も、地震の影響で客足が遠のいていると話します。

(紅蘭亭 葉山耕司社長)
「お客さんの数が大きく減少しまして、まず営業するかどうかがポイントだったんですけど、翌日から私ども通常通り営業させていただいて。さすがに(来店を)遠慮する自粛ムードがありましてキャンセルは確かに多かったです。(Q観光への影響は?)大体50%減ですね。半分に減ったという印象です」

「旅行に行くことで少しでも支援になれば」

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

実際に熊本市内を訪れていた人に話を聞くと、複雑な思いを抱えていました。

(帰省で熊本に)「実家が心配だったので、実際に親の顔を見て安心をした」
(佐賀から旅行に)「(来ることを)ちょっと迷ったんですけど、自分たちが行くことで、ちょっとでも支援になればいいかなと」

大丈夫だった所にはどんどん観光に来てほしい」

「大丈夫だった所には来てほしい」熊本地震で観光客激減…『書き入れ時の自粛ムード』で宿泊予約キャンセルは20億円分超 地元は“観光による応援”訴える
MBS

一方で商店街の猪毛尾会長は観光に訪れることも熊本への応援につながると話します。

(下通繁栄会 猪毛尾彰宏会長)
「(Q地震発生後、商店街の状態は?)自粛ムードが強いもんですから、大丈夫だった所には普段通りお店に来てほしいと思っています。お金を回していければ、納税もできて熊本市も応援できる。観光客が普段来ている所にはどんどん観光に来てほしいと思っています」

(2026年8月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

編集部おすすめ