未開封のトレーディングカードの中身を、外から見分けようとする「サーチ行為」。
そんなサーチ行為を防ぎながら、パッケージの脱プラスチックにも対応する新しい包材を、TOPPAN株式会社が開発しました。
この包材は、紙でありながら98%以上の遮光率を実現しているのが大きな特徴。中身が透けにくいため、開封前にカードの内容を判別しにくくなっています。
トレーディングカードのパックは、レアカードが入っているかどうかで価値が大きく変わることがあります。そのため、未開封の状態で外側から光を当てたり、わずかな透けを頼りに中身を探ろうとしたりする行為が、一部購入者の間で行われていました。
こうした背景から、サーチ行為を防ぐためには、中身が見えにくく、カードをしっかり守れる包材が必要とされてきました。一方で近年は、環境への配慮からプラスチック使用量を減らす動きも広がっています。
そこでTOPPANは、従来のプラスチック包材を紙に置き換えた今回の新製品を開発。ヒートシール性を持つコート層と紙素材だけで構成することで、包材のプラスチック使用量ゼロを実現しました。
また、紙製と聞くと「そうは言っても中身が透けてしまうのでは」と感じる人もいるかもしれませんが、この包材では紙素材にアルミ蒸着を施すことで高い遮光性を確保。紙の弱点だった透けやすさを抑え、サーチ行為の防止につなげます。
見た目にもこだわっています。
TOPPANが開発した新包材は、2026年6月から国内外のトレーディングカードメーカーに向けてサンプル出荷を開始。同年秋から量産される予定となっています。
レアカードをめぐるワクワク感を守りながら、環境にも配慮する今回の新包材。トレーディングカードを開ける楽しみを、公平に支える存在となりそうです。
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026061104.html
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