■便利さの裏に潜むスキマバイトの落とし穴
アプリで応募でき、即日で給与が振り込まれるスポットワーク、いわゆる「スキマバイト」の登録者数はうなぎ上りに増えています。夏の行楽やイベントで人手が求められるこの時期、空いた時間に働いて収入を得ようと考える人も多いでしょう。
しかし、その手軽さの裏側には見過ごせないリスクも潜んでいます。今回は、スキマバイトの実態に迫る記事を3本お届けします。
1本目は、ジャーナリストの藤田和恵さんによる、直前キャンセルの被害を追ったレポートです。当日朝に一方的な解約通知が届き、賃金が一切補償されなかった事例や、10件の仕事をまとめて取り消された事例を取材し、便利さの陰で働き手が「保険」のように扱われている構造を浮き彫りにします。
2本目も、藤田さんが取材した論考です。まじめに働こうとした生活保護利用者が、収入申告や保護費減額の仕組みに絡め取られ、かえって困窮していく実態を描いています。「働くほど苦しくなる」という制度上の矛盾に光を当てた一本です。
3本目は、人事ジャーナリストの溝上憲文さんが、スポットワーク急拡大の意味を論じた記事です。登録人口が就業者の実に3割超に達した背景を分析しつつ、雇用のセーフティネットから抜け落ちる専業者が増える恐れに警鐘を鳴らしています。
便利さと引き換えに何が失われつつあるのか。働き方の新たな選択肢として広がるスキマバイトを、多角的にとらえる3本です。
「派遣切り」の次は「タイミードタキャン」…未払い賃金300億円疑惑が浮上する「スキマバイト」の残酷な裏側
(2026年4月5日公開)
履歴書や面接は不要、アプリで応募して賃金も即日振り込まれるスポットワーク(スキマバイト)。
そのスキマバイトで訴訟に発展するほどのトラブルが起きているという。ジャーナリストの藤田和恵さんが取材した――。〈続きを読む〉

働けば働くほど「借金地獄」に落ちていく…まじめな生活保護利用者ほどハマる「スキマバイト」の落とし穴
(2026年2月9日公開)
単発で短時間働くスポットワーク(スキマバイト)が広がっている。即日給与が振り込まれるサービスが人気だが、企業によるキャンセルなどのトラブルも起きている。さらに、生活保護を利用している人にとっては重大な「落とし穴」もあるという。ジャーナリストの藤田和恵さんが取材した――。〈続きを読む〉

「人間扱いされなくて新鮮」「お金もらって大人のキッザニア体験」…正社員も稼ぐスキマバイトの不都合な真実
(2024年12月18日公開)
短時間、1日だけ働くスポットワーク登録人口が今秋の段階で2500万人に達した。正社員の中にもこうした“スキマバイト”をする人が少なくない。ジャーナリストの溝上憲文さんは「都合の良い時間に働けるメリットはあるが、今後スポットワーク専業者が増える可能性があり、雇用のセーフティネットから抜け落ちる恐れもある」という――。〈続きを読む〉

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