脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
■Q.スマホを欲しがります。
今どき当たり前ですか?
分別をつかさどる前頭前野の発達が10代後半までは未熟なことから、脳科学的には15歳までは禁止したいところ。世界では、使用について法律で規制しているインテリジェンス先進国もありますが、日本では塾の連絡網にも使われているため、買わざるを得ない状態です。法律が守ってくれない以上、親が守るしかありません。
夜の9時以降に携帯端末を凝視すると、脳を進化させるメラトニンと、骨や筋肉や皮膚の新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌が阻害されます。その結果、①身長が伸びない、②記憶が定着しない、③運動センスが伸びない、ということが起こります。子どもにこれを伝え、人生と引き換えにしてもいいのか問いましょう。また、女子の仲良しグループに、「うちは夕飯以降、携帯禁止だから、既読にはできても返事ができない」とあらかじめ伝えることなど、仲間外れにならないようなアドバイスをすることも忘れずに。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。

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黒川 伊保子(くろかわ・いほこ)

脳科学・AI研究者

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。
1991年に全国の原子力発電所で稼働した、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。近著に『共感障害』(新潮社)、『人間のトリセツ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)など多数。

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(脳科学・AI研究者 黒川 伊保子 構成=大西洋平)
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