2019年、2020年に2期連続の最終赤字を計上し、従業員エンゲージメントスコアも40%台にとどまるなど、大きな転換期にあったイトーキ。
その後、経営や人事を中心としたさまざまな改革を進め、過去最高の売上・営業利益を更新、従業員エンゲージメントスコアも80%を超えるまでに向上しました。
その変化を支えてきた取り組みの一つが、2019年に広報・IR部長として入社し、現在は執行役員・コーポレートコミュニケーション本部長を務める川島紗恵子が進めてきた、コーポレートコミュニケーション改革です。
インターナルコミュニケーション、メディアコミュニケーション、IRをそれぞれ別の活動ではなく、一連のコミュニケーションとして捉え、「人」を起点に企業価値へとつなげていく。その改革は、どのように進められてきたのでしょうか。
最初に着手したのは「社内」だった
2019年の入社当時、メディアコミュニケーション、インターナルコミュニケーション、IRはそれぞれが独立して動き、十分な連携が取れていない状態でした。そこで、まずメンバーへのヒアリングを行い、担当領域や責任範囲を整理。コーポレートコミュニケーションの土台づくりから始めました。
そして、改革の第一歩として着手したのが、社外へのPRでもIRでもなく、インターナルコミュニケーションです。
経営の考えや想いがきちんと社員に伝わり、一人ひとりが同じ方向を向いて前向きに仕事に取り組めなければ、会社の業績は上がりません。そして、業績が上がらないうちはPRやIRを頑張っても誰も振り向いてくれません。
そのため、まずはインターナルコミュニケーションを通じて社員の理解や共感を深め、社内で生まれた取り組みや価値をメディアコミュニケーションで社外へ発信し、その評価をIRへとつなげていく。この流れを目指しました。
社員の声から、企業価値を高める好循環へ
まず実施したのが、社員が何を考え、どのような情報を求めているのかを把握するためのコミュニケーションアンケートでした。そこから見えてきた課題をもとに、生産現場で働く社員にスポットライトを当てる「工場アンバサダー」や、社内報「iTalk」を通じたさまざまな企画を展開していきました。
取り組みを続けるなかで、それまで表に出てこなかった社員一人ひとりの挑戦や仕事への想いなど、イトーキのさまざまな価値が集まるように。
そうして社内で見つけた価値を、今度はメディアを通じて社会へ届ける。社外から評価されることで、社員があらためて自分たちの仕事の価値に気づき、さらに新しい情報が社内から集まる。
そして、その企業価値を投資家へ正しく伝えるIRへとつなげていく――。
インターナルコミュニケーション、メディアコミュニケーション、IRを一体で設計することで、コミュニケーションの好循環をつくっていきました。
「人」を起点に、企業価値をどう高めてきたのか
では、実際にどのような施策によって社員を巻き込み、社内に眠っていた価値を見つけていったのでしょうか。そして、そこで生まれた価値をどのようにメディア、投資家へと届け、イトーキの企業価値向上につなげてきたのでしょうか。
工場アンバサダーや社内報「iTalk」、メディアコミュニケーション、統合報告書の刷新など、具体的な取り組みと、その根底にあるコーポレートコミュニケーション戦略を「ITOKI STORY」で紹介しています。
ストーリーの全貌は「ITOKI STORY」で公開中
本記事では一部をご紹介しましたが、ストーリーの全貌は「ITOKI STORY」で紹介しています。▼記事はこちら
人を起点に、企業価値は変えられる。業績回復の裏側にあった「コーポレートコミュニケーション戦略」
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