近年、レジャー業界全体を悩ませているのが「気候変動」という目に見えないリスクです。特に屋外メインの施設にとって、夏の記録的な猛暑や突発的な豪雨、そして冬季の積雪は、年間の集客や稼働率を大きく左右する死活問題となっています。


そんな中、栃木県那須高原の老舗テーマパーク「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」が、遊びと学びを融合させたデジタルアトラクションが楽しめる屋内施設「リトルプラネット」とタッグを組み、2026年4月に常設の屋内施設「りんどう湖デジタルぼうけんラボ powered by リトルプラネット」をオープンさせました。

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老舗テーマパークが抱えていたリアルな課題と、「リトルプラネット」を運営する株式会社リトプラの法人営業担当としてプロジェクトを牽引した小西が、異例のスピードで実現させた「二人三脚のテーマパークDX」の舞台裏を対談形式で明かします。

雨で来園者が半減する悩みを解消。「那須高原りんどう湖ファミリ...の画像はこちら >>


右から 那須興業株式会社 取締役 渡邊氏/ 那須興業株式会社 代表取締役社長 林氏/ 株式会社リトプラ 小西/株式会社リトプラ 寺田

老舗テーマパークが抱えていた「天候」という見えない壁と、最初の出会い

那須興業 林氏:「近年の酷暑報道や異常気象は凄まじいですよね。屋外メインの当園にとっても夏の暑さは本当に大きな打撃で、入園者の減少が続いていたんです。さらに深刻だったのが雨でして……。施設の特性上、雨が降ると1日の来園者が半分以下に激減してしまうのが長年の大きな悩みでした。年間を通して安定した集客を達成するためには、天候を気にせず0歳~6歳の未就学児を持つファミリー層が安心・安全に滞在できる屋内施設をつくることが急務だったんです。」

雨で来園者が半減する悩みを解消。「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」がリトルプラネットと挑んだ、天候に左右されない“デジタル×リアル”のテーマパークDX


那須興業 渡邊氏:「当時は『とにかく雨の日や猛暑でもお客様に喜んでいただける屋内コンテンツをスピード感持って実現したい』という想いが一番でした。単なる雨宿り場所ではなく、りんどう湖ならではの魅力を活かせる提案を求めていました。」

リトプラ 小西:「そうだったんですね。最初、りんどう湖様から当社のWebサイト経由でお問い合わせをいただいた段階では、『既存の屋内スペースを活用してファミリー向けの新しいデジタルコンテンツを導入できないか』というご相談でしたよね。老舗テーマパークとしてのブランド力を大切にしながらも、デジタルネイティブ世代の親子に響く新しいフックを模索されている印象を受けました。」

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リトプラ 小西:「ですが、実際に対話を重ねて深くお話を伺っていくうちに、単に『雨の日のコンテンツをひとつ増やす』という枠組みを超えた、より本質的な経営課題が見えてきたんです。夏の猛暑による日中の客足減少や熱中症リスク、さらには雪で冬季の平日をクローズせざるを得ず年間稼働率が下がるという季節リスクですね。これは単なる遊具の追加ではなく、年間を通じて稼働する強力な収益基盤をご提案しなければと確信しました。」

なぜ「リトルプラネット」だったのか?遊びと学び、そして“リアル”へ送客するOMO動線

那須興業 林氏:「実は屋内施設を検討する際、一般的なアスレチックも候補にはあったんです。でも、アスレチックは全国どこにでもあって差別化が難しいですし、当園の強みである『牧場や動物、自然』という体験との親和性もイマイチしっくりこなくて。私たちが目指していたのは、子どもたちが『初めての体験』を通じて学び、成長できる場所だったんです。
デジタルなら当園の動物をアトラクションに登場させるアレンジも自由にできますし、遊びの中に数字の計算やミッション要素といった学びが自然と組み込まれている。この『遊びと学びを掛け合わせたデジタル』で最も実績と強みがあるのはリトプラさんだと確信して選ばせていただきました。」

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リトプラ 小西:「そう言っていただけて光栄です!私どもとしても、りんどう湖様の本質的な課題を解決できる確信がありました。理由は大きく3つあります。1つ目は、約220㎡というコンパクトな空間でも、9機種ものアトラクションをぎゅっと詰め込めるパッケージ力。2つ目は、先ほど林様が仰ったように、動物や自然の魅力をデジタルの中に組み込める柔軟性です。そして3つ目が一番重要なのですが、デジタルの中で完結させず『リアルの牧場へ子どもたちを誘導するOMO動線』の設計です。天候リスクを回避しながら、本業である牧場体験へ送客できる点は、リトプラならではの強みだと自負しています。」

「数ヶ月」という異例のスピード。ベンダーではなく“二人三脚のパートナー”としての伴走

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リトプラ 小西:「今回のプロジェクトは、初回のヒアリングからオープンまでわずか数ヶ月という、レジャー業界では異例のスピード感でしたよね。私たちが大切にしているのは、システムだけ納品する『ベンダー』ではなく、現場のスタッフの皆様と一緒にオペレーションを考え、什器や動線までつくりあげる『二人三脚の姿勢』です。りんどう湖様の運用負担をできる限り抑えつつ、最高の空間を共に構築できるよう伴走させていただきました。」

那須興業 渡邊氏:「本当にタイトなスケジュールの中、小西さんをはじめリトプラの皆様には現場の細かい動線やオペレーションの構築まで深く入っていただき、心強かったですね。現場スタッフの負荷を抑えながらオープンまで走り切れたのは、まさにこの“二人三脚”のサポートがあったからこそだと感じています。」

那須興業 林氏:「本当に心強い伴走でした。今回ボールプールやスケッチレーシングなどで『りんどう湖Edition』としてオリジナルの仕掛けをたくさん入れていただきましたが、『デジタルとリアルの融合』が本当に素晴らしい出来栄えで感動しました!自分で塗り絵をした動物がスクリーンの中で3Dになって立体的に走り出すのを見て、子どもたちは大興奮ですよ。
手で命を吹き込んだ動物に愛着が湧くことで、『本物はどんな動きをするんだろう?見に行ってみよう!』と、すぐ近くのふれあい広場にいるリアルの動物へ興味が繋がっていく。リアルとデジタルの双方向で体験を深められる付加価値を、日々実感しています。」

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「3世代」が本気で熱狂。雨の日も猛暑も関係ない、進化したパークの現在地

那須興業 林氏:「オープン以降の現場の反響は想像以上でしたね。以前は『雨の日に来ても遊べるものが少ない』というお声もありましたが、デジタルラボができてからは雨の日でも非常に満足して帰っていただけるようになりました。面白いのが、小さなお子様だけでなく、お兄ちゃんお姉ちゃん、さらにおじいちゃん・おばあちゃんも含めた『3世代』で楽しまれている点です。大人が本気になれる仕掛けがあるので、『スケッチレーシング』でお父さんやおじいちゃんが子ども以上に熱中して1時間近く遊んでいる姿もよくお見かけします(笑)。」

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那須興業 渡邊氏:「現場を見ていても、雨の日だけでなく猛暑の日に『涼しい場所で子供を安心して遊ばせられる』とご好評をいただいています。リアルな動物との触れ合いとデジタル体験を行き来するお子さんたちの表情を見ていると、今回のプロジェクトを推進できて本当に良かったと実感しますね。」

リトプラ 小西:「ご家族皆様で楽しんでいただけて本当に嬉しいです!作って終わりにせず、導入後もデジタルならではの『中身をアップデートできる』強みを活かしていきたいと考えています。何かあればすぐに連絡を取り合える関係性を維持しながら、季節イベントに合わせた演出変更など、常に新鮮な体験を提供できるようアフターケアも継続していきますね。」

那須興業 林氏:「ありがとうございます。『晴れでも雨でも台風でも関係なく遊べる』のがこのラボの最大の強みです。夏は簡易プールも設置するので、『外のプールで思いきり身体を動かしたら、涼しいデジタルラボに移動してお絵かきしながら休憩する』といった使い方もできます。暑い日も雨の日も、外のリアル体験と涼しい屋内ラボを組み合わせて、朝から夜まで1日中快適に遊び尽くしてほしいと思っています。」

雨で来園者が半減する悩みを解消。「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」がリトルプラネットと挑んだ、天候に左右されない“デジタル×リアル”のテーマパークDX


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客室のデジタル化から、全国の屋外施設への横展開まで。両社が見据える未来

那須興業 林氏:「今後は園内の様々な場所にデジタルの力で新しい世界観をプラスしていきたいですね。例えば、本物のヤギや羊とお散歩するコースの床面がデジタルになって、歩くのに合わせて変化するような屋外型の展開にはすごく興味があります。
また、現在注力している一棟貸しタイプのホテル事業と連動して、客室を丸ごと『リトプラ仕様』にする構想もやってみたいです。既存のパッケージを導入するだけでなく、湖や広い敷地、動物という当園の強みを活かして、日本初となるようなオリジナルコンテンツを一緒に創り上げていけるウィンウィンな関係を期待しています!」

リトプラ 小西:「林様、ありがとうございます!林様が仰ってくださったように、私たちも単に『導入して終わり』ではなく、りんどう湖様と永続的に伴走し、常に新しい価値や協業を一緒に創出し続けていきたいと考えております。今回の事例は『自然リスクをテクノロジーの導入で安定した収益源に変える』という、全国の屋外施設や地域ビジネスに横展開できる最強のモデルケースです。今後はこの実績を武器に、全国の寒冷地やデッドスペースに悩む事業者様のパートナーとなり、日本の観光・レジャーDXを牽引していきたいですね。スペースと課題があれば、私たちが本質的な解決策をカタチにしていきます。」

雨で来園者が半減する悩みを解消。「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」がリトルプラネットと挑んだ、天候に左右されない“デジタル×リアル”のテーマパークDX


■那須高原りんどう湖ファミリー牧場とは

約30万㎡の広大な敷地と外周2kmの湖、自然をいかしたテーマパークです。アルパカ飼育頭数が日本で最も多く(150頭以上)、アルパカに囲まれた「アルパカグランピング」や、日本初導入の湖上グランピングなど、新たなコンテンツも継続して開設しています。(一部、季節限定)また、日本にいる乳牛の0.8%しか存在しない「ジャージー牛」から採れる「ロイヤルジャージー牛乳」から加工した乳製品事業も営み、那須ブランドにも認定された「ジャージー飲むヨーグルト」や「ジャージー発酵バター」をはじめとした各種乳製品を販売しています。https://www.rindo.co.jp

グループ会社の施設に、那須ハイランドパーク、オフィシャルホテル「那須高原TOWAピュアコテージ」があります。お得な特典も多数ご用意しておりますので、是非お立ち寄りください。

那須ハイランドパーク:https://www.nasuhai.co.jp/

那須高原TOWAピュアコテージ:https://www.pure-cottages.jp/

■「リトルプラネット」について

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「リトルプラネット」は、砂遊びや紙相撲などのアナログな遊びにデジタルが融合した“未来のアソビ”が体験できる、ファミリーパークブランドです。 主軸ブランドである「リトルプラネット」のほか、おもちゃ売り場とコラボした「TOYLO PARK(トイロパーク)powerd by リトルプラネット」、書店とコラボした「Muchu Planet(ムチュウプラネット)」など、計3種の常設パークを国内外に展開しています。全天候型パークのため、天候や気温を気にすることなく快適に遊ぶことができます。


パーク一覧はこちら:https://litpla.com/space/

公式Instagram : https://www.instagram.com/litpla/

公式X:https://x.com/litpla_info

■株式会社リトプラについて

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代表者:代表取締役CEO 後藤 貴史

住所:東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場9階

設立:2016年9月

事業内容:ロケーションベースエンタテインメント事業、エクスペリエンスデザイン事業

URL:https://corp.litpla.com/
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