サッカー選手のキャリアには、いつか必ず終わりが訪れるものだ。全盛期には世界中のファンを沸かせながら、40歳前後までプレーを続けた選手もいれば、健康上の問題によって予想より早く引退を決断した選手も。
今回は『Planet Football』から「2026年に現役生活を終えた有名サッカー選手」から6人を紹介する。
ルーカス・ポドルスキ
(C)Getty Images
強烈な左足のシュートで知られ、Jリーグでもプレーしたことで大きな話題を呼んだ元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ。40歳になった彼は、2026年5月に現役を引退した。
ドイツ代表では通算49得点を記録。ミロスラフ・クローゼやトーマス・ミュラーらとともに、長年にわたってドイツの攻撃を支えた中心的選手だった。
クラブレベルでは1.FCケルンで頭角を現し、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテル、ガラタサライなどでプレーした。日本ではヴィッセル神戸に所属し、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャとともに戦った。
そして最後に選んだのは、少年時代を過ごしたポーランドのグルニク・ザブジェだった。最終シーズンにはキャプテンとしてチームをカップ戦優勝へ導き、自らのキャリアをタイトルで締めくくった。
ジェームズ・ミルナー
リーズ・ユナイテッドでトップチームデビューを果たしたのは2002年。当時ミルナーはまだ16歳だった。それからアストン・ヴィラ、ニューカッスル、マンチェスター・シティ、リヴァプール、ブライトンでプレーし、2026年2月にはギャレス・バリーが保持していたプレミアリーグ歴代最多出場記録を更新した。
その記録とともに、彼は40歳で現役生活を終えることになった。若い頃はサイドアタッカーとしてプレーしたが、年齢を重ねると中央のMFやサイドバックにも対応。
マンチェスター・シティではプレミアリーグ優勝を経験し、リヴァプールではプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグを制覇した。スター選手が揃うチームのなかでも、運動量、規律、リーダーシップによって欠かせない存在となった。
アーロン・ラムジー
ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーは、2026年4月に現役引退を発表。カーディフ・シティでプロキャリアを始め、2008年にアーセナルへ移籍。当時は「ウェールズ最高の若手の一人」と評価されていた。
そしてアーセナルには11年間在籍し、FAカップを3度制覇。2014年と2017年の決勝では、ラムジーはいずれの試合でも決勝点を記録。重要な試合でゴール前へ入り込み、勝敗を決められるMFだった。その一方で、キャリアを通して大きな負傷に苦しんだことでも知られる。
アーセナル退団後はユヴェントスへ移籍し、レンジャーズ、ニース、カーディフへの復帰を経て、メキシコのプーマスでもプレー。ウェールズ代表ではガレス・ベイルらとともに黄金世代を形成し、EURO2016では準決勝進出に大きく貢献している。
引退後はすぐに指導者の道へ進み、イングランド3部オックスフォード・ユナイテッドの監督に就任している。
ジエゴ・コスタ
アトレティコ・マドリーとチェルシーで活躍した元スペイン代表FWは、2026年に出演したポッドキャストで現役引退を認めた。プロとして最後に試合へ出場したのは2024年だったが、それまで正式な発表はしていなかった。
アトレティコではディエゴ・シメオネ監督の下で成長し、2013-14シーズンのラ・リーガ優勝に貢献。UEFAチャンピオンズリーグでも決勝へ進出した。2014年にはチェルシーへ移籍し、加入初年度から得点を量産。アントニオ・コンテ監督との確執もありながら、プレミアリーグを2度制している。
また、ブラジル生まれながらスペイン代表を選択し、ワールドカップにも出場したことでも知られているストライカーだ。晩年は生まれ故郷のブラジルへ戻り、アトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴ、グレミオなどでプレーしていた。
トラブルやカードの多さも含め、常に話題を提供した選手だった。それでも、全盛期のコスタが世界屈指のストライカーだったことに疑いはない。
オスカル
元ブラジル代表MFオスカルは、健康上の問題によって2026年4月に現役を退かざるを得なくなった選手だ。
若くして加入したチェルシーでは、華麗な技術と得点力を備えた攻撃的MFとして活躍。プレミアリーグや国内カップを制し、ブラジル代表でもワールドカップに出場した。
しかし2017年、25歳という全盛期に中国の上海海港へ移籍したことで大きな驚きを与えた。
キャリア終盤には古巣サンパウロへ復帰したが、トレーニング中に心臓の問題で倒れ、心肺蘇生を受ける事態に。その後、競技を続けるリスクを考慮し、引退を決断した。
欧州を早く離れたことで「さらに大きなキャリアを築けたはずだった」と言われ続けたが、アジアで誰にもマネできないようなサッカー人生を作ったとも言える。
カスパー・シュマイケル
常に偉大な父ピーターの存在と比較されながら、自らの力で一流GKとしての評価を築いたカスパー・シュマイケル。
彼はレスター・シティで父とは違う独自の歴史を作った。最大の功績は、2015-16シーズンのプレミアリーグ優勝であろう。
開幕前には降格候補と目されていたレスターが、強豪クラブを抑えて初優勝。シュマイケルは正GKとしてゴールを守り、ジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ、エンゴロ・カンテ、岡崎慎司らとともに奇跡の主役となった。
また、デンマーク代表でも長く守護神を務め、2018年ワールドカップのクロアチア戦では延長戦とPK戦で複数のキックを止めた。
しかし2026年には肩を負傷し、手術によって最長1年の離脱に。すでに39歳だったこともあり、5月に引退を決断した。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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