JFLのY.S.C.C.横浜は29日、横浜スポーツマネジメント株式会社がオフィシャルスポンサーおよび大口株主として経営に参画し、経営体制を強化すると発表した。
8月30日のJFL開幕戦から新体制のもとで再出発し、クラブが掲げる「J3昇格」に向け、経営と強化を一体化して取り組む。
Y.S.C.C.(横浜スポーツ&カルチャークラブ)は1986年に創設され、今年で40年を迎える横浜を拠点とするクラブ。ジュニアからトップチームまで一貫した育成組織を持ち、地域に根差した活動を続けてきた。
2025年までJリーグに所属していたが、現在はJFLでJ3復帰を目指している。一方、これまで限られた経営資源の中でクラブを維持してきたことから、財務基盤や収益力の強化が課題となっていた。
今回経営参画する横浜スポーツマネジメントは、クラブの歴史やアイデンティティを継承しながら、経営・ビジネス面から成長を後押しすることを目的に2026年に設立された。
共同創業者の倉林啓士郎氏は、過去にJリーグのFC琉球で代表を務め、同クラブの経営改革やJ2昇格に携わった人物。スポーツブランド『SFIDA(スフィーダ)』などを展開する株式会社イミオの代表取締役社長でもあり、スポーツクラブ経営で培った経験をY.S.C.C.に注ぎ込む。
具体的には、大口株主として財務基盤を強化するとともに、倉林氏が株式会社Y.S.C.C.の取締役に就任。スポンサー営業、グッズ・チケット収益、メディア露出などを強化し、将来的にJリーグクラブとして持続可能な財務モデルの構築を目指す。
また、J3昇格を明確な経営目標に掲げ、クラブライセンス取得に向けた準備も進める。
倉林氏は「40年の積み重ねと、横浜という街のポテンシャルを掛け合わせれば、必ずJリーグに届く」と強調。奥村佳正CEOも「新しい体制のもと、選手・スタッフ一丸となって戦いJリーグに昇格します」と意気込みを示しており、横浜の老舗クラブが経営面から新たなステージへの挑戦を始める。
なお、新体制初戦となった8月30日のFCティアモ枚方とのJFL開幕戦では、ホームのニッパツ三ツ沢球技場に8105人を動員。試合も今夏加入した36歳の元韓国代表MF金民友(キム・ミヌ)のゴールで1-0と勝利し、白星スタートを飾っている。
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筆者:奥崎覚(編集部)
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