12日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比44.50ポイント(1.12%)高の4031.51ポイントと3日ぶりに反発している。
 中東不安の後退で投資家心理が上向く流れ。
米国とイランが戦闘終結に向かうとの期待が広がっている。トランプ米大統領は11日、予告していたイランに対する攻撃を中止したと自身のSNSに投稿。トランプ氏はイランとの戦闘終結に向けた協議内容をイラン上層部が承認したと主張し、早ければ今週末にも和平合意に署名できると表明した。原油相場も大幅に下落し、経済下押しの懸念も薄らいでいる。また、金属市況高も追い風だ。12日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が高く推移。そのほか、NY金先物は12日の時間外取引で反発している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、非鉄・産金の上げが目立つ。洛陽モリブデン(603993/SH)が10.0%(ストップ)高、江西銅業(600362/SH)が7.3%高、中国アルミ(601600/SH)が4.6%高、赤峰黄金(600988/SH)が7.5%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が6.4%高、中金黄金(600489/SH)が4.2%高で引けた。
 医薬株もしっかり。昭衍新薬(603127/SH)が3.6%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.2%、薬明康徳(603259/SH)と北京同仁堂(600085/SH)、上海復星医薬集団(600196/SH)がそろって2.7%ずつ上昇した。
 金融株も物色される。
交通銀行(601328/SH)が2.4%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.3%高、中国平安保険(601318/SH)が2.6%高、中信建投証券(601066/SH)が3.5%高、中信証券(600030/SH)が3.1%高で取引を終えた。軍需産業株、運輸株、不動産株、消費株、自動車株、公益株、エネルギー株なども買われている。
 半面、半導体株は安い。LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が8.8%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.2%、半導体材料の有研新材(600206/SH)が3.7%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.1%、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.2%ずつ下落した。通信株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.56ポイント(1.73%)高の267.44ポイント、深センB株指数が12.06ポイント(1.08%)高の1133.75ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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