米イラン戦闘終結期待が投資家心理を上向かせる流れ。トランプ米大統領は11日、予告していたイランに対する攻撃を中止したと自身のSNSに投稿した。トランプ氏はイランとの戦闘終結に向けた協議内容をイラン上層部が承認したと主張し、早ければ今週末にも和平合意に署名できると表明している。原油相場も大幅に低下し、経済の下押し圧力が薄れると期待された。また、前日のハンセン指数は7日続落し、2025年7月14日以来、約11カ月ぶりの安値水準に沈んでいるだけに、値ごろ感も着目されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が15.2%高と急伸。通期決算で過去最高益を更新し、配当の増額方針も示したことが支援材料だ。そのほか、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が12.2%高、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が7.9%高と上げが目立っている。
セクター別では、非鉄・産金が高い。洛陽モリブデンや紫金鉱業のほか、江西銅業(358/HK)が8.9%、中国アルミ(2600/HK)が4.9%、霊宝黄金(3330/HK)が12.4%、招金鉱業(1818/HK)が5.5%ずつ上昇した。市況高が追い風だ。12日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が高く推移。
空運セクターも急伸。中国東方航空(670/HK)が8.9%高、中国国際航空(753/HK)が5.7%高、中国南方航空(1055/HK)が5.6%高と値を上げた。
中国の金融セクターも物色される。中国工商銀行(1398/HK)が3.4%高、中国農業銀行(1288/HK)が3.1%高、中国人寿保険(2628/HK)が6.6%高、新華人寿保険(1336/HK)が5.3%高、中信証券(6030/HK)が5.7%高、広発証券(1776/HK)が2.3%高で引けた。
本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.12%高の4031.51ポイントで取引を終了した。非鉄・産金が高い。医薬、金融、軍需産業、運輸、不動産、消費、自動車、公益、エネルギーなども買われた。半面、半導体は安い。通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











