3大会連続7回目の出場となったチュニジア代表。
初戦はスウェーデン代表と対戦した中、5ー1で大敗。するとサブリ・ラムシ監督が即解任され、エルヴェ・ルナール監督が電撃就任。4日で21日の日本戦を迎えたが、4ー0と2試合続けた大敗を喫し、早くもW杯からの敗退が決定した。
日本戦直後、『BeIN Sports』のインタビューに応じたアリ・アブディは「まずは、心から国を愛しているファンの皆さんに謝罪したい。あちこちで根も葉もない噂を流し、チームを乱そうとするような人たちではなく、本当に国のことを持っているファンに対してだ。これは国の利益にもならない」と、チュニジア代表を応援したファンへ謝罪した。
早期敗退の理由について問われたアリ・アブディは感情を露わにし「もちろん、チーム全体、グループとしての問題だ。W杯という大きな舞台を前にしているのに、これまで一度も一緒にまともな試合を戦ったことがないような、急造のチームで挑んでいるんだ」とコメント。「W杯の直前になって『チームを若返らせよ』、『新しくしよう』などと言って、本大会のわずか1カ月前に新しい監督を呼び、新しいチームを急に作った。そして、何年も前からこの大会のために準備をしてきたような、高いレベルの強豪国と戦おうとしている。そんなの、無理に決まっている」と、安定したチーム作りをしてこなかったサッカー協会への不満を口にした。
「経験のあるベテラン選手たちが失敗したからといって、彼らを排除してすべてを変えてしまえばいいというものではない。以前のアフリカネイションズカップでは、チュニジア人監督(サミ・トラベルシ氏など)の下で、マリのような強豪ともしっかりと戦えていた。それなのに、少し結果が出ないからといって、すぐに壊して、また一からやり直そうとする」
「今日戦った日本代表を見てみろ。彼らは2022年のキリンカップの時とほとんど同じメンバー、同じチームのままだ。変わったのは1人か2人程度だろう。彼らは何年もかけてチームを構築している。それに対して俺たちは何だ? W杯のわずか1カ月前に新しい監督を連れてきて、全く違うチームを作って臨んでいるんだ。こんなやり方で結果が出るわけがない」
これまで親善試合で日本と何度も対戦してきたチュニジア。2022年6月、2023年10月と対戦している中、アリ・アブディは2023年の試合に出場。当時の日本代表メンバーは、ベンチも含めれば10名が今大会でメンバー入りしており、チュニジアとは大きく異なる状況だ。
アリ・アブディは涙を流しながら、「今回のために急遽集まってくれた、今のテクニカルスタッフには本当に申し訳ないと思っている」と、ルナール監督やコーチ陣に謝罪。「彼らだって、このような状態のチームに自分たちのキャリアを懸けて関わるのは、決して簡単なことではなかったはずだ」とコメント。
チュニジア代表のFIFAワールドカップ2026はこれで終了。最終戦はオランダ代表相手に、意地と誇りを懸けて戦うことに。ルナール監督が続投するのかは不明だが、この先アル・アブディの訴えた通りチーム強化が進むのか注目だ。
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