バログンはラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦にて、ボールの奪い合いの際にタリク・ムハレモヴィッチの足首を踏んだことにより、オンフィールドレビューの末に退場処分となっていた。
FDCはFIFA Disciplinary Code(FIFA規律規定)の略。近年の第27条の運用としてはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが昨年11月のヨーロッパ予選で一発退場となったものの、FIFA規律委員会が3試合出場停止のうち2試合を猶予処分としたことで、今大会初戦から出場可能になった事例がある。しかし、データサイト『Opta』によると、1970年大会でイエローカードとレッドカードが導入されて以来、FIFAワールドカップにおいて退場処分となった選手が次の試合に出場したことは一度もないという。
対戦相手のベルギーサッカー協会が反発し、リュディ・ガルシア監督が苦言を呈す一方、頼れるエースストライカーが出場可能となったアメリカの選手はFIFAの決定を歓迎している。アメリカメディア『ESPN』によると、10番を背負うクリスチャン・プリシッチは「あのファウルを見れば分かる通り、悪意はまったくなかった。それに、この大会ではもっと悪質なプレーがあったとも感じている」と前置きしつつ、次のように語っているという。
「繰り返しになるが、バロ(バログン)とチームの対応は良かったと思う。不満を言ったり、騒ぎ立てたりするためにここにいるわけじゃないからね。適切に対処すれば良い結果が付いてくるものだ。彼はとても前向きで、チームのために尽くしていた。
また、DFのクリス・リチャーズも「多くの選手が最初はAIによる偽情報かと思ったんじゃないかな。でも実際は違った。ソーシャルメディアで知ったことですごく興奮したし、良いニュースだったよ。もちろん疑問に思う部分もあったけど、全体としては嬉しかったし、ワクワクしたね」と喜びを示した。

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