国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、2030年のワールドカップに向けて、出場国を64チームへ拡大することに前向きのようだ。12日、スポーツ専門メディア『ジ・アスレティック』が同会長のコメントを伝えている。


 現在アメリカ・カナダ・メキシコで開催されているFIFAワールドカップ2026は、ついに佳境を迎えベスト4に進出したチームが決定。フランス、スペイン、イングランド、アルゼンチンといずれも歴代優勝経験国が準決勝まで駒を進めている。

 今大会は史上初となる3カ国共同開催となっただけでなく、出場国数が従来の32カ国から48カ国へと拡大。大会の総試合数も104試合へと増加した。

 そして次回大会の2030年大会は、1930年の第1回大会からちょうど100周年の節目を迎える記念大会。開幕戦はウルグアイの首都モンテビデオで開催され、アルゼンチンとパラグアイでもそれぞれ開幕節の1試合が行われる。その後、舞台はスペイン、ポルトガル、モロッコへと移ることが決定している。

 48チーム制に拡大されたばかりのW杯だが、出場チームが64チームへと増える案は昨年の秋頃に浮上。南米サッカー連盟(CONMEBOL)のアレハンドロ・ドミンゲス会長が、インファンティーノ会長らに64チームで開催する案について協議を行なったことが報じられていた。

 インファンティーノ会長は、次回大会の64チーム制導入について「今回のワールドカップ後に、検討、議論される問題であることに間違いはない」とコメント。「欧州や南米だけでなく、全世界のためのもの」と前置きをしつつ、「どの国もW杯への出場を夢見る権利を持つべきだ。小国にW杯に参加する機会を与えなければ、彼らは向上し続ける意欲を失ってしまうだろう」と語り、同会長は出場国拡大に前向きな姿勢を示している。


 一方、これまでも反対意見は続出しており、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長や、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のヴィクター・モンタリアーニ会長も否定的な意見を述べている。さらに今大会ガーナ代表を率いたカルロス・ケイロス氏も「W杯に出場できるチームが多すぎると、大会自体が平凡で陳腐なものになってしまう可能性がある」と、警鐘を鳴らしていた。 
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