ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、メンバー選考について言及した。9日、ブラジルメディア『ESPN』がコメントを伝えている。


 ブラジルサッカー連盟(CBF)は9日、オーストラリア代表との2連戦およびインド代表との初対戦に向けた同国代表メンバーを発表。FIFAワールドカップ2026からの継続招集は9名のみで、アリソン(リヴァプール)やDFダニーロ(フラメンゴ)、MFカゼミーロ(インテル・マイアミ)、FWマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)らが選外に。一方、国内リーグから10名が名を連ねるなど、刷新感の強い編成となった。

 アンチェロッティ監督が以前から明言していた改革を実行した形となった。ラウンド16敗退に終わったFIFAワールドカップ2026後、稀代の名称は「今回のワールドカップは非常に重要な選手たちの世代に終止符を打つものだと思う。ネイマールにはじまり、ダニーロやカゼミーロといった30歳を超えていた選手たちのことだ」と一部ベテラン選手の構想外を示唆。同時に「チームに加わり得る新たな選手たちに目を向けていく」と世代交代への意欲を示していた。

 こうした方針に異を唱えていたのが、国際Aマッチ通算113キャップを誇る41歳のチアゴ・シウヴァ。メンバー発表を直前に控える中、「31歳や32歳、あるいは33歳の選手を排除することはできない。私だって41歳でワールドカップに出場する可能性があったんだ。好調の選手を排除するなんてあり得ない」と前置きした上で、次のように持論を展開した。

「ブラジル代表では物事を段階的に進めるべきだ。
全員を入れ替えて新しい顔ぶれにすることなんてできない。一歩ずつ進めていくべきなんだ。ブラジル代表の選手であることは非常に難しい。彼は欧州サッカーの出身だが、そこでは改革が比較的容易に行えると思う。でも、ここではそうはいかない。決定権を持っているのは彼(アンチェロッティ監督)だが、私はあのような形での変更は好きではないし、賛成しない」

 メンバー発表後、T・シウヴァの発言について問われたアンチェロッティ監督は「今回の親善試合における目標を考えれば、バランスの取れたメンバー構成だと思う。もちろん、選手の年齢だけにこだわっているのではない。だが、今はポテンシャルがあり、将来を担い得る若手選手を優先すべき時なんだ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。

「一つ確かなことは34歳や35歳の選手には長期的な未来がない。彼らは現在を担う選手だ。もし、その年齢の選手が主要大会でプレーできる状態にあれば代表に招集されるだろう。しかし、現時点での優先事項は若手の起用にある」

 アンチェロッティ監督による改革が実行され、新時代を迎えたブラジル代表。
果たしてワールドカップ後の初陣でどのような戦いを見せるのだろうか。
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