◆JERAセ・リーグ 巨人1―5中日(18日・東京ドーム)

 中日は、投打がかみ合い、連敗を2で止めた。負ければ、今季ワーストタイの借金20に膨らむ一戦を勝利し、借金を18に減らした。

 先発した涌井が、粘りの投球を見せた。6回までに9安打を浴びながらも、緩急ある投球で、要所を締めてゼロを並べた。だが、3―0の7回だった。2死から、泉口に右翼線への二塁打を打たれると、ダルベックの中前適時打で1点を返された。岸田にも右前打で続かれ、2死一、三塁とピンチを広げたところで降板した。

 それでも、2番手の橋本が吉川尚を空振り三振に抑えて、火消しに成功。6回2/3で、自己ワーストタイとなる12安打を許しながらも1失点と試合を作った。今季最多106球の熱投が報われ、24年4月24日以来、2年ぶりとなる巨人戦での白星を飾った。ベンチで見守った井上監督は「涌井らしい(投球)。淡々と投げる姿が頼もしく見えた」と笑顔。汗をにじませたベテランも「自分のカウントで勝負できた、遅い球を使いながら、バッターに的を絞らせなかったのがよかった」とうなずいた。

 粘る右腕に打線も奮起した。

4回にサノーが、竹丸の150キロを左翼席に運ぶ12号2ランで、先制点を呼び込んだ。6回には、細川にも左翼ポール際への13号ソロが飛び出して、追加点。3回まで無安打と沈黙し、初回から3回までに、セ・リーグの新人最多タイ記録となる7者連続三振を奪われるなど、苦戦していた巨人・竹丸を攻略した。

 3―1の9回には、5月15日以来となる先発マスクをかぶった木下の右翼への適時二塁打などで、2点を追加。前日の同カードで1安打負けを喫した打線が気を吐いた。

 2カードぶりの勝ち越しをかけて19日は、かつてのチームメートでもある巨人・小笠原攻略を図る。井上監督は「そこを意識することはない。昔、一緒に食事したり、寝泊まりした仲でも、試合が始まれば、選手たちもそういったところは考えてないと思う。巨人のイチ投手として戦ってほしい」と平常心で臨む。

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