大相撲名古屋場所12日目(23日・IGアリーナ)

 西前頭14枚目・獅司が東前頭10枚目・朝乃山を下手投げで破り、2敗を守って首位に並んだ。大関復帰を決めた安青錦は関脇対決で琴勝峰に押し出され、2敗に後退。

綱取りの大関・霧島は横綱・大の里をとったりで破り、11度目の挑戦で初白星。霧島、安青錦、平幕の尊富士、獅司の4人が2敗で並び、関脇・熱海富士、琴栄峰、平幕・高安が1差で追う。

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 霧島は強い。大の里の当たりを左肩で受け止め、左に回って、右かいな(腕)をたぐって、とったりで仕留めた。霧島の強さを実感したのは10日目の伯乃富士との一番。左おっつけで優位に立ち右上手を取って伯乃富士に相撲を取らせなかった。この力強い寄りと大の里を崩した迫力から霧島が12勝3敗で優勝、横綱に昇進する確率は60%と予想する。13日目の安青錦との2敗対決が事実上の優勝決定戦だ。強さの要因は豊富な稽古量にある。プレッシャーや緊張など様々な不安要素を稽古で払拭して土俵に上がっているのだ。

 最後に大の里にも触れたい。残り腰の欠如は調整不足である。

体幹もしっかりしていないから簡単に土俵を割ってしまう。立ち合いの馬力もない。場所後の巡業でしっかり汗をかくしかないだろう。

(スポーツ報知評論家家)

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