ジョージア大・石川ケニー投手(22)が24日(日本時間25日)、レッズと契約を結んだことを自身のインスタグラムで明かした。

 石川は「このたび、たくさんの時間をかけて悩み、家族やお世話になった方々と何度も話し合いを重ねた結果、2026年MLBドラフトを経て、シンシナティ・レッズと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートすることを決断いたしました。

今回は、私の人生の中でも最も難しい決断の一つでした。オリックス・バファローズ、そしてシンシナティ・レッズという素晴らしい2つの球団から評価していただき、ドラフトでご指名していただいたこと、そしてプロ野球選手になるチャンスを与えていただけたことを心から光栄に思っています。両球団には感謝と敬意の気持ちしかありません。このご縁を生涯忘れることはありません。まずは、オリックス・バファローズの羽場さん、牧田さんをはじめ、球団フロントの皆様に心より感謝申し上げます。私を信じ、プロ野球選手としての第一歩を踏み出す機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。皆様から頂いたご縁とご支援は、これからも私にとって大切な財産です。また、ジョージア大学のウェス・ジョンソン監督をはじめ、野球部スタッフの皆様、この1年間私を信じて迎え入れてくださり、野球選手としてだけでなく、一人の人間としても成長させて頂き、本当にありがとうございました。そして、シアトル大学、アメリカでの挑戦のスタートとなったポートランド・ピクルス、亜細亜大学、そして明秀学園日立高校でご指導いただいた監督・コーチの皆様にも心より感謝申し上げます。皆様の支えがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。何よりも、いつもどんな時も支え続けてくれた私のOhtana(家族)へ。本当にありがとう。
皆さんの愛情、支え、励ましがあったあったからこそ、ここまで歩んでくることができました。この喜びは私一人のものではなく、皆さんと共にあるものです。最後に、シンシナティ・レッズの皆様、このような素晴らしい機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。歴史のある素晴らしい球団の一員としてプレーできることを大変光栄に思います。メジャーリーガーになるという夢に向かって、一日一日全力で努力していきます。これからも応援のほど、よろしくお願いします。」とストーリーズに記した。

 日本人選手がメジャーのドラフトで指名を受けるのは、昨年ハワイ大の武元一輝投手がアスレチックスから19巡目(560位)指名を受けたのに続いて2年連続。スタンフォード大からマーリンズに8巡目(全体235位指名)を受けていた佐々木麟太郎内野手(21)もソフトバンク1位指名を受けていたが、マーリンズ入りを決断した。過去には13年に加藤豪将(現ブルージェイズスタッフ)がヤンキースに2巡目(66位)、23年には西田陸浮がホワイトソックスから11巡目(329位)指名を受けてメジャーに昇格した例がある。

 石川は、米ハワイ出身の二刀流左腕で、明秀学園日立(茨城)では春夏連続で甲子園を経験。亜大では1年春から4番を担ったが中退してシアトル大を経てジョージア大に進学した。シアトル大、ジョージア大での2シーズンでは投手として29試合に登板(うち先発15)し、6勝7敗、防御率6・02で、80回3分の2を投げて93奪三振。

打者としては100試合に出場して11本塁打、53打点、打率3割2分5厘をマークし、外野や一塁も守った。二刀流で「次世代の大谷」との期待もかかっている。

 昨年11月には福良GMらオリックス関係者が同大学に指名あいさつに向かい、石川は球団を通じ「オリックスのような日本プロ野球球団からご指名をいただけたことは、これまでの人生で最も光栄な出来事の一つです」と感謝のコメントを発表した。オリックスとの交渉期限は今月31日までで、MLBの今年の交渉期限は米東部時間の今月27日午後5時(日本時間28日午前6時)までと迫っていた。

 ◆石川 ケニー 2004年4月7日、ハワイ・オアフ島生まれ。22歳。横浜市立原中では瀬谷リトルシニアでプレーし、明秀学園日立に進学。亜大では1年春からベンチ入りしたが、2年途中に渡米して24年にシアトル大入りして米1年目は投手で19登板、5勝6敗、防御率4・21、打者で52試合に出場して8本塁打、32打点、打率3割1分8厘。今季はジョージア大で投手で10登板、1勝1敗、防御率14・44、打者で48試合に出場して3本塁打、21打点、打率3割3分6厘だった。180センチ、85キロ。左投左打。

編集部おすすめ