◆米大リーグ レッドソックス6―4ブルージェイズ(24日、マサチューセッツ州・ボストン=フェンウェイパーク)
ブルージェイズ・岡本和真内野手(30)が0―4で迎えた7回1死一、二塁の第4打席にセンターへ23号3ランを放ち、2018年の大谷翔平(エンゼルス)を超える日本人ルーキー本塁打新記録を打ち立てた。第3打席に後半戦初安打となる左翼フェンス「グリーンモンスター」直撃の二塁打を放ち、次打席でメモリアル弾を放った。
完璧だった。甘く入った初球シンカーを振り抜いた。打球速度100·9マイル(約162・4キロ)のアーチが、敵地の中堅スタンド前列に沈んだ。408フィート(約124・4メートル)の23号3ラン。球場が騒然となる中、岡本は二塁を回ったところで味方の三塁ベンチに手を振り、ダイヤモンドを回った。
「しっかり捉えることができた。ホームランになって良かったと思います」
日本人メジャーの歴史を塗り替えた。2018年の大谷が樹立した日本人ルーキーの最多本塁打に並んだのが、今月10日(同11日)の敵地・パドレス戦。“大谷超え”が注目を浴びる中、球宴期間に突入すると、ピタリと快音が止み、後半戦は自己ワーストの7試合連続無安打。後半戦の開幕戦の死球と四球以外出塁さえなく、不振にあえいでいたが、2週間の生みの苦しみを経て、ついにメモリアルアーチを掛けた。
新記録について問われると「特にないです。やっぱり一番は試合に勝つことだと思いますし。必死にけがせず1試合1試合頑張りたいと思います」と、個人記録は意識していないようだが、今季104試合目で2002年のE・ヒンスキーの持つ球団新人記録にもあと「1」に迫り、昨年のカブス・鈴木誠也外野手の日本人右打者最多本塁打となる32本も射程圏内だ。
復活の手応えを得たのは第3打席。左翼フェンス「グリーンモンスター」上部を直撃する二塁打は、飛距離350フィート(約106・7メートル)の当たり。現地のラジオ解説者が「あと1フィート(約30・4センチ)で本塁打を逃しました」と伝えた一撃が、待望の後半戦初安打だった。
「プレッシャーというのは全くなく、一回期間が空くと、僕は結構こういうのがあって…。だから最初の1本を何でもいいから出したいなというのがあったんですけど、ズルズルズルズルいってしまった」と、苦しい期間を振り返った岡本。自らのバットで呪縛を振りほどいた。










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