俳優の高橋文哉が2日、都内で行われた映画プロデューサー松橋真三氏の著書「凡人プロデューサー」(小学館)の発売記念トークイベントにゲスト出演した。

 「キングダム」「国宝」「ゴールデンカムイ」などで知られる松橋プロデューサーの初の著書。

高橋は松橋氏が手がけたサッカーが題材の映画「ブルーロック」(7日公開、瀧悠輔監督)で主人公の潔世一(いさぎ・よいち)を演じていることから、今回のイベントに登壇することとなった。

 松橋氏は21歳だった約3年半前に初めて松崎氏に会った際のエピソードを紹介。「私は全然『ブルーロック』の話をせずに、高橋文哉さんという役者が気になるので会わせてほしいとオフィスに来ていただいた。なんとなく『キングダム』の話をしていたので『キングダムの何かの役のオーディションなのかな』と思っていたかもしれないんですけど…」と話すと、高橋も「『キングダム』だと思ってました。3年半前、若手はみんな出たかった。出る気満々だったんですよ」と勘違いしていたと明かし笑わせた。

 松橋氏は「私は潔世一のつもりで会っているので、話もだいぶ後半になってきて『ところでブルーロックって知ってます? サッカーってやったことあります?』みたいな」と本題を切り出したと告白。「そこまでで高橋さんの人柄がもう分かっていたので、『文哉さんがやりたいなら誰がいいですか?』と聞いたらピシッと『潔世一がいいです』とおっしゃっていただいた。その時に私の中でピースがガチャッとはまった」。高橋は「(別のキャラをリクエストしていたら)危ないところでしたね」と安堵(あんど)していた。

 高橋は「今だから言える話」として「自分の実力と、街で知っていただく母数の数が全く合ってないことを悩んでいた時期が1年くらいあった」と当時の葛藤を告白。「外に出れば高橋文哉という名を聞いたりとか、テレビのCM(撮影)に自分が行ったりとかする中で、毎日お芝居の現場に行ってはいるものの、自分のやるせなさはどこに行けばいいのかみたいな時に救ってもらったような感覚がある」と感謝。

「2026年に『ブルーロックをやりたい』と言われてもピンとこないじゃないですか。22年のワールドカップをちょうどやってて、そこまではとりあえず頑張れって言ってもらってる気がした」と鼓舞されたという。

 松橋氏は高橋について「目がキラキラしている。持っているオーラも含めて主役をやる人だと思って。『キングダム』はたくさんキャストがいるので文哉さんの企画を考えたいと思った」と魅力を紹介。「『ブルーロック』をこれからも続けていきたいといったらやってくれますか」と続編の構想を明かすと、高橋も「やり続けられる人間でいたい。もちろんです」と即答。松橋氏は「すごい製作費がかかっている。生半可のヒットだと続編が作れないのでよろしくお願いします」と観客席に頭を下げていた。

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