ドジャースのD・ロバーツ監督(54)が思いを語る「Roberts’ Selection」。今回は左膝痛を抱える大谷翔平投手(32)の投球を制限させる理由、そして後半戦で好投が続く佐々木朗希投手(24)への信頼をのぞかせた。
後半戦スタートからもう3週間がたってしまいましたね! 監督の印象深い試合はありますか?
「やはり一番はオールスター休暇明けの最初のヤンキース戦【注1】、朗希の登板だね。実にワクワクさせられた内容だった。記憶に残る試合であるだけでなく、後半戦の弾みとなって、チームは4カード連続勝ち越しを決めた。今季の朗希の中で、私はあの試合がベストだったと思うな」
5勝(5敗)、防御率4・64ながら佐々木投手は自信に満ちあふれてます。一皮むけたと感じたのはいつですか。
「ステップアップした瞬間は、昨年のプレーオフのフィリーズ戦【注2】に登板した時かな。ひとつの飛躍の瞬間だった。昨年、彼は苦しい時期を過ごしていたが、大舞台でリリーフで我々のために非常に大きな2イニングを投げた。やり遂げたのは大きな瞬間だった。そして今年は、あのヤンキース戦での投球。先発投手として、さらなる自信を与えたね」
彼のチームの中での雰囲気も変わってきてますか。
「そう聞かれると、彼は以前よりも少し目立つようになったな。
一方で、大谷投手はなかなか投球が再開できていません。改めて二刀流マネジメントの難しさを感じますか。
「そうだね、間違いなく簡単なことではない。素晴らしい投手であり、打者である彼のバランスを取ろうとしているのだから。彼の身体が投手でも打者でも影響を受けないように投球量を制限しているが、毎日試合に出たがる思いも尊重している。我々が彼を投げさせないのは、ポストシーズンに向けて最高の準備を整えるためだ」
投球できずにいる大谷投手の姿はどう映っていますか。
「彼は通常通りだ、まったく通常通り。何も変わらないよ。(調整は)簡単なことではないけど、今は翔平と多くの対話があり、大きな信頼関係が築けている。
厳しいメジャーの世界で史上最速で(6月30日、アスレチックス戦で)監督通算1000勝の節目も飾られました。監督にとってこの数字はどんな意味がありますか?
「『誇り』だよ。11年かかったからね。野球に限らず、どんなことでも11年間も成功を収め続けるのは難しいこと。数字の重みを感じている。その日は家族も試合を観戦に来ていたし、最高の日だった。選手たちもとても寛大で、素晴らしい言葉をたくさんかけてくれた。みんなからとても愛されていると感じられた一日だったよ」
大谷投手も、女の子、そして男の子と、監督と同じ2児の父。
「私から言えるのは、『彼は素晴らしい父親だ』ということ。彼は子どもたちと多くの時間を過ごしているし、球場にいる時も頻繁にビデオ通話をして顔を見せて話しているからね。
7月31日のRソックス戦の本塁打球は、大谷が希望して回収されたのをご存じですか。長男の初観戦記念だったそうですよ。
「えーっ! それは知らなかったよ。いや~、いい話だね(笑)。Wonderful! Good for him!」
【注1】後半戦初戦となった7月17日(日本時間18日)の敵地・ヤンキース戦。佐々木は6回途中5安打1失点(自責0)。メジャー移籍後自己最速となる101.8マイル(約163.8キロ)をマークし、直球の平均100.1マイル(約161.1キロ)も自己最速を記録。100マイル(約160.9キロ)以上を計21球は球団新記録となった。
【注2】昨年10月4日の地区シリーズ初戦の敵地・フィリーズ戦。5―3と2点リードの9回にマウンドへ。二塁打1本を許したが、無失点でしのぎ、日米通じて初のセーブシチュエーション登板でプロ初セーブを挙げた。










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