バスケットボール男子 国際強化試合  日本 ― 韓国(15日 、東京・有明アリーナ )

 日本バスケットボール協会(JBA)は14日、東京・有明アリーナで15~16日に行われる韓国(世界ランク57位)との男子国際強化試合の日本代表(同22位)メンバー15人を発表し、24年パリ五輪以来の代表活動に参加するNBAクリッパーズの八村塁(28)が入った。国内での代表戦なら、21年8月1日の東京五輪アルゼンチン戦(無観客)以来、1840日ぶりとなる。

「負ける気はない」と力強く意気込んだ。

 日本代表に八村が戻ってきた。15日から行われる強化試合のメンバー入り。「チームの雰囲気も素晴らしい。日本代表に戻れて、日本の国旗を背負えることはすごく誇り」。21年東京五輪アルゼンチン戦以来となる国内での代表戦を前に、ホームで日の丸をつけてプレーする意義を大いに語った。

 この日は試合会場で2時間弱、シューティング練習などで汗を流した。日本代表のシャツを着て、桶谷大監督(48)やチームメートと談笑しながら調整した。韓国とは強化試合となるが「負ける気はない。ウィンドー(W杯アジア予選)に向けて調整するための試合なので、しっかりとやっていきたい」と本気モード。桶谷監督はこの2連戦で「全員を使いたい」と話しており、15日は20分前後プレーする見通しだ。

 八村は24年パリ五輪後、「プレーヤーファーストの精神が見られない」などとJBAへの不信感を表明。

ホーバス前監督への批判的な発言もした。協会は関係修復へ、八村側と話し合いを重ね、今年2月には桶谷氏を新監督に迎えるなど強化体制の見直しを行ってきた。新体制発足から半年、ついに代表復帰。「ケミストリー(連係)を壊さないように、コミュニケーションを取りながらやっていきたい」と桶谷ジャパンでの役割を説明した。

 28年ロサンゼルス五輪への挑戦が始まる。W杯アジア2次予選は今月末に始まり、日本は27日(日本時間28日)に敵地でサウジアラビアと、31日にはトヨタアリーナ東京でカタールと対戦する。来年のW杯はロス五輪の予選を兼ねており、「五輪という目標がある中で、(W杯予選)2試合は本当に大事な試合」と重要性を強調。その前哨戦で真価を発揮する。28歳になり、「責任感が増えた」と代表内の役割にも言及。自国開催の21年東京五輪はコロナ禍で無観客開催だった。帰ってきた背番号「8」が日本のファンに雄姿を見せる。(富張 萌黄)

 ◆八村に聞く

 ―代表に戻る決め手は何か。

 「今の日本のバスケは黄金時代。それを無駄にしてはいけない、チームが崩れてはいけないと思った」

 ―2年ぶりの代表復帰。

 「(パリ)五輪以来なんですけど、2年間の中で僕もNBAで成長してきた。それを皆さんの前で見せられることを、すごい楽しみにしている」

 ―強化試合でのプレーの役割は。

 「得点を取ったり、リバウンドもそうだし、ディフェンスの中でもコミュニケーションを取って、頼りになる存在になりたい」

 ―W杯予選やW杯本番への出場予定は。

 「それは監督の判断だと思うので、話しながらやっていきたい」

 ◆24年パリ五輪後の八村塁

 ▽24年8月 左ふくらはぎ負傷で五輪から離脱。日本は3戦全敗で敗退。

 ▽同11月 ホーバス監督の続投に疑問を呈し、日本代表のあり方に苦言。

 ▽同23日 八村が日本協会について「プレーヤー・ファーストの精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくないし、そういう団体とはやりたくない」と批判。

 ▽25年1月 協会が八村の代理人事務所「ワッサーマン」の担当者と面談。

 ▽同2月 ホーバス監督が八村の発言に初言及。

「残念。皆にそれぞれの意見がある。あれは彼の意見」

 ▽同10月 八村がJBAの島田慎二会長と面談。

 ▽26年2月 協会がホーバス監督と契約終了を発表。桶谷大氏が後任。

 ▽同8月 八村が日本代表復帰を明言。

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