【ニューヨーク28日=吉松忠弘】男子テニスで、今季限りでの引退を発表した元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)の4大大会に幕が下りた。2007年全米の予選で、初めて4大大会に挑戦して以来、予選と本戦合わせて区切りの50回目の出場だった。

本戦104勝は、2位の佐藤次郎の32勝とケタ違いの勝ち星数だ。20年間で積み重ねた日本スポーツ界に刻まれた歴史を、前後編の2回に分けて振り返る。前編は07年の初挑戦から14年全米準優勝の快挙まで。

 ◆07年全米予選2回戦 17歳。267位。ジュニアから一般に移行して2年目で4大大会初挑戦

 ◆08年全仏予選2回戦 18歳。100位。壁を感じて、初めて「辞めたい」と両親にメール

 ◆08年ウィンブルドン1回戦 18歳。103位。初めて4大大会で本戦入り。18歳5か月は日本男子最年少出場。1セットオールで左腹筋肉離れで棄権

 ◆08年全米4回戦 18歳。

126位。3回戦で、世界4位をフルセットで破り日本男子全米71年ぶりの16強

 ◆09年全仏~10年全豪 右肘の内視鏡手術で欠場

 ◆12年全豪ベスト8 22歳。26位。第24シードで、自身初の4大大会シード。4回戦で世界6位を破り、日本男子4大大会80年ぶりの8強

 ◆13年全仏4回戦 23歳。15位。日本男子全仏75年ぶりの16強

 ◆13年全米1回戦 23歳。12位。4大大会1回戦敗退は11年全米以来。全米終了後、マイケル・チャンにコーチ就任を依頼

 ◆14年全米準優勝 24歳。11位。開幕22日前に右足親指裏の囊胞(のうほう)を切開手術。

開幕1週間前に抜糸。本人は出場を嫌がったが、コーチらが説得。4回戦から、世界6位、4位、1位を撃破し、アジア男子4大大会シングルス最高の準優勝に輝いた。凱旋会見で「ノドグロ食べたい」でノドグロがブームに

 ~後編につづく~

 日本男子の4大大会シングルス本戦合計勝敗数のトップ5は次の通り。

 (1)104勝46敗 錦織圭

 (2)32勝9敗 佐藤次郎

 (3)19勝38敗 西岡良仁

 (4)17勝4敗 清水善造

 (5)13勝25敗 松岡修造

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