フランス2部Sランスに所属する日本代表MF中村敬斗(26)の、同国1部リヨンへの移籍が最終局面を迎えている模様だ。

 1日に仏レキップ紙の電子版が、200万ユーロ(約3億7000万円)での期限付き移籍と、1100万ユーロ(約20億4000万円)での買い取りオプション付きでの契約に合意したと報じた。

 その後、クラブから正式な獲得の発表はなく、フランス1部の夏の移籍市場は閉幕したが、同国メディアの「LE PROGRES」は「午後8時の締め切りまでに完了しなかったため、中村はフランスの2つのクラブ間の移籍においてジョーカーとして登録されるはずだ」と記し、移籍市場の閉幕後も同国1部と2部のクラブが、国内で登録されている選手を1人獲得出来る“ジョーカー”の特例で移籍する見通しであると報じた。

 リヨンは左ウイングのレギュラーをつとめていたFWフォファナがイングランドのサンダーランドへの移籍が決まり、クラブはその後継者として中村に白羽の矢を立てている模様だ。

 中村はG大阪、オランダ、ベルギー、オーストリアのクラブを渡り歩き、2023年夏にSランスへ加入。Sランスでの3シーズンでは、卓越したシュートセンスとキレのあるドリブルを武器にゴールを量産し、24―25年は1部で11ゴール、2部を戦った昨季は14ゴールと個の力を示してきた。また日本代表としても北中米W杯で印象的なプレーを見せた。1次リーグのオランダ戦でゴールを決めるなど、その決定力を発揮してきた。

 リヨンは2001年から2008年まで、フランスリーグで7連覇を達成。近年はパリSGに覇権を奪われているが、昨季は4位で今季は欧州リーグにも参戦する。昨夏はSランスからの移籍が実現せず、2部リーグでのプレーを余儀なくされた中村だが、移籍が実現すれば、フランス国内でのステップアップを勝ち取ることになり、フェイエノールトからリールに加入した日本代表FW上田綺世との日本人対決にも、注目が集まりそうだ。

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