◆第11回紫苑S・G2(9月6日、中山競馬場・芝2000メートル、重)

 秋華賞トライアル(3着まで優先出走権)は3歳牝馬11頭立てで争われ、1番人気でクリストフ・ルメール騎手騎乗のドリームコア(美浦・田中博康厩舎、父キズナ)が、オークス2着以来の始動戦で3着に敗れた。道中は先行集団から。

直線でも伸びたが、上位2頭の末脚に屈した。クイーンCなど左回りで全3勝を挙げ、桜花賞9着など2戦未勝利だった右回りでまたも黒星となった。

 ドリームコアは、国内外G1・2勝で18年の当レースも勝った母ノームコアを現役時に管理していた萩原清調教師が、デビューから管理していたが、今春のオークス直前に死去。それに伴い、全所属馬を管理することになった大竹正博調教師のもとでオークスに挑み、ジュウリョクピエロの首差2着だった。

 その後の転厩先となったのが、田中博厩舎。田中博調教師にとって、騎手時代から、調教師としてのノウハウを学んだのが「萩原先生は私の師匠のような存在」という萩原さんだった。戦前に「この一戦だけでなく、天国でワクワクするような活躍を見せられたら」と話していた田中博師だけに、本番での巻き返しが期待される。

 勝ったのは6番人気のマスターソアラ(大野拓弥騎手)で勝ち時計は、2分3秒5。

 2着は4番人気のサムシングスイート(団野大成騎手)だった。

 クリストフ・ルメール騎手(ドリームコア=3着)「久々、こういう馬場、この距離で、長かったですね。苦しくなりました。1600メートルを使った方がいいかもしれません」

 田中博調教師「(転厩馬で)比較はつきませんが、レース前から、それでも前哨戦として走れる態勢にあると思いました。

ここが全力投球という考えはなくて、秋華賞を見据えて、十分かなという気持ちでした。勝てずに本番になりますけど、プアパフォーマンスではなかったので、悲観する内容ではないです。重たい馬場で力みがあって、最後バテたので、敗因は明白です。次に向けて何をすべきか見えたので、前を向ける敗戦です。右回りのバランスも悪くないことが確認できました。4コーナーまでは上手に走れていました。この経験をしっかり、本番に生かしたいです」

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