ウェルネス産業の発展とウェルネスフード普及を目指す、第9回「ウェルネスフードアワード 2026」の最終審査・授賞式が5日、東京都江東区の東京ビッグサイトの「ウェルネスフードジャパン 2026」内で行われた。審査の結果、最優秀賞に千興ファームの「菅乃屋馬刺しモモスライス」が選ばれた。
また、「菅乃屋馬刺しモモスライス」はミール部門でも金賞を授賞した。

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同アワードは、QOL(クオリティーオブライフ)を向上する食品および食品素材にフォーカスしたアワードで、ことしで9回目の開催となる。「独自性・ストーリー性」「おいしさ・食べやすさ」「科学的根拠」「安全性」などの観点から審査を行い、日常生活に取り入れやすく、長期的な健康づくりに貢献するウェルネスフードの普及を目指す。

応募カテゴリーは、▽ミール部門(朝・昼・夕食のいずれかで摂取する食品)▽OYATSU部門(補食、間食、気分転換、リフレッシュを目的に摂取する食品)▽サプリメント部門(健康維持・美容・コンディショニングを目的に摂取または日常の食事を補完するサプリメント)▽食品・素材部門(最終製品の開発・製造に使用される素材、原料、成分)――の4つ。審査員はウェルネスフード最前線で活躍する森下竜一委員長(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座教授)をはじめ、8人が務めた。ことしは44商品の応募のなかから書類審査を経て、各部門から3商品の計12商品が最終審査に進出していた。

最優秀賞を受賞した千興ファームの「菅乃屋馬刺しモモスライス」は、疲労感を軽減すると言われる機能性関与成分(イミダゾールジペプチド)を豊富に含んでおり、1袋(40g)食べると1日当たりのイミダゾールジペプチド量の60%を摂取できるという。食べきりサイズで、スライスされている点が消費者から評価されている。

同社の馬肉にイミダゾールジペプチドが多い理由は、一貫生産ラインによるスピーディーな加工処理にあり、すぐに冷却・処理を行うことで成分の流出や分解を最小限に抑え、栄養価や鮮度を保ったまま製品化できる体制を整えているため。また、長年培った馬刺しの加工技術に加え、生食用食肉で「SQF」(Safe Quality Food:安全で高品質な食品)を取得しているため、世界有数の安全管理と衛生基準を保証している。

授賞式で千興ファームの菅浩光社長は、「数多くの素晴らしい商品のなかから最優秀賞に選んでいただき、感謝申し上げる。『馬刺し』を扱うなかで我々は、命をいただき、それを皆さんに繋いでいくという理念のもと、取り組んできた。
それが次の世代に繋がるとともに、夢がある食材を提供していると改めて感じた。今後も日々研究を重ね、さまざまな商品を届けいていきたい」と喜びを語った。

また、「熊本地震のなかこのような賞が取れたことは、熊本県の皆さんにとって少しでも励みになるような一つの証になったと思う。これからも熊本名物『馬刺し』を多くの人に伝えていきたい」と話した。各部門の結果は次の通り。

【各部門の受賞商品 画像はこちら】

▽最優秀賞:千興ファーム「菅乃屋馬刺しモモスライス」▽「ミール部門」金賞:千興ファーム「菅乃屋馬刺しモモスライス」、銀賞:サントリービバレッジ&フード「特定保健用食品 サントリー胡麻麦茶」、銅賞:築野食品工業「肌にうれしいこめ油」▽「OYATSU部門」金賞:鈴廣かまぼこ「ぷちかま チーズ」、銀賞:サントリービバレッジ&フード「すっきりメンテナン酢 白ぶどう」、銅賞:もみじかえで研究所「食べる機能性もみじ茶」▽「サプリメント部門」金賞:キューピー「コリン EX」、銀賞:喜界島薬草農園「長命草ナイシスリム」、銅賞:スーパーフーズトレーディング「発酵クリオロカカオ酵母」▽「食品素材部門」金賞:三菱ガス化学「BioPQQ®」、銀賞:グリコ栄養食品「PapriX®」、銅賞:東洋新薬「BEAA®」――。

〈畜産日報2026年8月7日付〉
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