昨季までマンチェスター・シティを率いたペップ Photo/Getty Images
「問題は金ではない」と伊紙が主張
イタリア代表の新監督人事を巡り、思わぬビッグネームが浮上している。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、2025-2026シーズン限りでマンチェスター・シティの監督を退任したジョゼップ・グアルディオラ氏をアッズーリの指揮官へ招聘する可能性について論じた。
同紙は、新たにテクニカルディレクターとしてイタリア代表の再建を担うパオロ・マルディーニ氏とレオナルド氏の存在が大きな鍵になると指摘。両氏が持つ国際的な人脈とサッカー観があれば、世界最高峰の指揮官との対話も十分に実現可能だとみている。
最大の障壁は年俸だ。グアルディオラ氏はマンチェスター・シティで年間2500万ユーロ近い報酬を受け取っていたとされ、イタリアサッカー連盟(FIGC)が同条件を提示することは現実的ではない。
それでも『Gazzetta dello Sport』は、「問題は金ではない」と主張する。グアルディオラ氏は以前から「いつか代表チームを率いてみたい」と公言しており、給与よりも新たな挑戦を重視するタイプだと分析。そのため、サッカーについて深く語り合えるマルディーニ氏やレオナルド氏との対話が実現すれば、状況が動く可能性もあるという。
実際、現役時代にはブレシアとローマでプレイした経験もあり、イタリアサッカーとの縁がないわけではない。
さらに同紙は、ユルゲン・クロップ氏がドイツ代表を率いると思われることも追い風になりうると指摘。クラブレベルで数々の名勝負を演じたクロップ対グアルディオラのライバル関係が、今度は代表チーム同士で実現すれば、欧州サッカーに新たな物語を生み出すことになる。
もちろん現時点で具体的な交渉や就任が決まっているわけではなく、あくまで『Gazzetta dello Sport』による空想の域を出ない。そもそもグアルディオラ氏はこれまでバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・シティと、いずれも大型補強を前提に豊富な戦力を備えたクラブでタイトルを積み重ねてきた指揮官でもある。
しかし、2大会連続でワールドカップ出場を逃し、現在も再建途上にあるイタリア代表だからこそ、常識にとらわれない一手を模索する価値はあるのかもしれない。もし実現すれば、限られた戦力を短期間でまとめ上げる代表監督という環境で、グアルディオラ氏の手腕がどこまで発揮されるのかも大きな見どころになる。

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