「憎しみに支配されるな」「祈れ、瞑想しろ」 FIFAのインフ...の画像はこちら >>

FIFAのインファンティーノ会長 photo/Getty Images

大会批判を一蹴も疑問の声

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が2026年ワールドカップ閉幕後、自身のInstagramで15枚に及ぶ異例の声明を発表し、大会への批判を強く非難した。英『Daily Mail』は、その強硬な姿勢を「トランプ氏さながら」と伝えている。

インファンティーノ会長は「憎しみと批判に支配された人々は、美しいフットボールや感動、歓喜を見逃した」と主張。「我々は世界最高のショーを届けた」「100%の安全と安心があり、暴力も事件もなかった」と大会運営を自賛した。

さらに批判する人々へ向け、「少し立ち止まり、瞑想し、祈り、あるいはフットボールの試合を見てほしい。そうすれば平和を見つけられる」と呼びかけ、「FIFAはすでに平和を見つけている」と締めくくっている。

しかし、この投稿にはすぐさま反論が相次いだ。大会初日にはメキシコで大規模な抗議デモが発生し、警察が催涙ガスを使用。メキシコ代表の勝利後には混乱の中で4人のサポーターが死亡する悲劇も起きている。また、米国の入国制限によってイラン、ハイチ、セネガル、コートジボワールの関係者やファンが影響を受け、ソマリア人主審オマル・アルタン氏も入国を拒否された。

さらに大会中には、ドナルド・トランプ米大統領がアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分見直しを求めてインファンティーノ会長へ電話したと報じられ、大きな波紋を呼んだ。FIFAはその後、処分延期を決定しており、政治介入との批判も噴出している。

インファンティーノ会長は声明で、この件にも触れるように「退場処分や出場停止の判断が覆ることは世界の主要リーグでも日常的に起きている」と説明したが、欧州各国のサッカー関係者やファンからは納得の声は少ない。

大会を成功と位置付けるFIFAと、その運営姿勢を問題視する各方面との溝は、閉幕後も埋まりそうにない。


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