「代表ではキスしてもいい、でも今は違う」 モウリーニョがカシ...の画像はこちら >>

ジョゼ・モウリーニョ監督 photo/Getty Images

確執を告白

ビデオ配信サービスNETFLIXで公開されたジョゼ・モウリーニョのドキュメンタリーで、レアル・マドリー時代のイケル・カシージャスとの確執が改めて語られた。モウリーニョは当時のカシージャスとのやり取りを振り返り、選手たちを「甘やかされていた」と表現している。



モウリーニョによると、カシージャスと最初に話した際、代表選手たちの休暇を増やしてほしいと頼まれたという。2度目には、マドリードの交通渋滞を理由に、練習開始時間を1時間遅らせてほしいと要求。さらに3度目には、ホテルに集合するのではなく、試合当日に直接スタジアムへ向かいたいという要望を受けたと明かした。

こうしたやり取りを経験したモウリーニョは、「短い期間で、彼らは甘やかされていると気づいた」と振り返った。

さらに、カシージャスを巡るもう一つのエピソードも明かされた。

スペイン代表ではカシージャスとバルセロナのシャビ・エルナンデスがともにプレイし、良好な関係を築いていた。しかし、レアル・マドリーとバルセロナが激しく対立していた当時、モウリーニョにとって両者の距離の近さは簡単に受け入れられるものではなかった。

モウリーニョはカシージャスがシャビに電話をかけたことについて、「これはバルセロナ対レアル・マドリーだ。代表ではキスしてもいい。でも今は違う。これは戦争だ」と語ったという。

そして、「自分が受け入れないことがある。
これからも決して受け入れない。誰かが自分を尊重しなければ、それは問題になる」と続けた。

当時、カシージャスはレアル・マドリーのキャプテンを務めながらスペイン代表でも主将を担っていた。代表では最大のライバルクラブに所属する選手同士がチームメートとなる一方、クラブに戻れば激しい敵対関係に戻る。その特殊な立場が、モウリーニョとの関係をさらに難しくしたとみられる。

モウリーニョとカシージャスの関係は、レアル・マドリー時代の後半に大きく悪化。今回のドキュメンタリーでは、当時の出来事について両者それぞれの視点が描かれている。

「代表では仲良くしていい。でもレアル・マドリーでは違う」――モウリーニョの言葉からは、クラブの勝利を最優先する独特の哲学と、カシージャスへの不信感が改めて浮かび上がっている。

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