新ルールを歓迎したセスク photo/Getty Images
欧州5大リーグで最短だったセリエAが一変?
セリエAで、今季から導入された新ルールが早くも効果を発揮している。
イタリア『La Gazzetta dello Sport』によると、今季のセリエAでは1試合あたりの実効プレイ時間が平均59分14秒に達し、昨季の54分20秒から約5分増加。
新ルールの効果が特に表れたのが、ゴールキックやスローインの際の時間稼ぎへの対応だ。GKが5秒を超えてゴールキックを遅らせた場合、相手にCKが与えられるルールが導入され、フロジノーネ対ユヴェントスではGKロレンツォ・パルミサーニが実際にCKを与えることになった。
また、VARの介入を減らし、主審の判断を重視する方針も打ち出されている。試合を細かく止める場面を減らし、プレイの流れを維持することが狙いだ。
実際、アタランタ対サッスオーロではボールが実際にプレイされていた時間が66分を超え、試合全体の約69%に達した。昨季開幕節の最高値はミラン対クレモネーゼの約63%だった。
この変化を歓迎しているのが監督たちだ。ローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督はフィオレンティーナ戦後、「ついにもっとプレイできる。なんて素晴らしいことだ」と新ルールを絶賛。コモのセスク・ファブレガス監督も「新しいルールによって試合がより楽しくなった」と評価している。
昨季終了時点でセリエAの実効プレイ時間は約54分と、プレミアリーグの約55分、リーグ・アンの約56分を下回り、欧州5大リーグで最も短かった。
しかし今季は約59分まで伸び、一気に他国リーグとの差を縮めている。長年問題視されてきた時間稼ぎや度重なる中断に対し、新ルールが「もっとプレイする」というシンプルな変化をもたらしているようだ。

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