JR線を越える「架設」が完了 ただし崖に阻まれているが…

 栃木県で整備が進む国道408号「宇都宮高根沢バイパス」。未開通となっている高根沢町内の「3工区」で工事が進捗しています。

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 JR宇都宮線の岡本~宝積寺間。この区間は鬼怒川を渡り、宝積寺駅に向けて河岸段丘を掘割で貫くルートをとります。2025年、この掘割のなかにJR線をまたぐ宇都宮高根沢バイパスの4車線の跨線橋が2回に分けて一括架設されました。

 現状、この跨線橋の北側は崖が立ちはだかっており、その上を宝積寺駅へアクセスする町道が走っています。2026年8月現在、町道は工事に伴い、西側へと道路が切り回されていますが、今後、この付近の風景はさらに大きく一変することになります。

「宇都宮高根沢バイパス」とは?

 宇都宮高根沢バイパスは、全長約100kmの地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」の一部を構成する宇都宮市から高根沢にかけての6.6km区間です。新4号国道の東側を南北に貫き、最高速度80km/hの高規格一般道となっている「鬼怒テクノ通り」の延長線上に位置します。現在は高根沢町の県道10号(JR烏山線の並行道路)までが供用しており、そこからJR線を越えて国道4号「氏家バイパス」へ接続する約1.9km(3工区)が未開通部です。

 常総・宇都宮東部連絡道路のルートは、常磐道の谷和原IC(茨城県つくばみらい市)から国道294号を北上し、栃木県内の国道408号バイパス(鬼怒テクノ通り、宇都宮高根沢バイパス)を経て東北道の矢板ICに至るとされています。

 群馬県および栃木県西部(栃木市など)へ迂回する線形の東北道に対し、距離の上では新4号国道よりも「東京~宇都宮」を最短で結ぶルートとなるほか、圏央道・北関東道と接続するため千葉・茨城方面から栃木県以北の東北道方面へ抜けるうえでも最短経路を構成します。

 建設が進む宇都宮高根沢バイパス3工区において、最大のヤマ場と言えたのがJR東日本へ工事を委託して実施された跨線橋の架設でした。前出の町道より西側は鬼怒川沿いの低地を進むため、築堤(盛土)によって国道4号へと接続する構造となりますが、この部分はかなり完成へと近づいています。

 残る問題は、跨線橋と盛土部の間に横たわる崖と町道をどうするかです。

崖を「ぶった切り」ます!?

 今後は崖上の町道を「橋梁化」し、バイパス本線はその下を掘割でくぐり抜ける立体交差構造となります。現在、町道を西側に切り回しているのは、まさにこの掘割掘削と橋梁工事を行うためです。

新4号よりもスゴい「第二の東北道」に!? 約100kmの高規格バイパス“最終区間”の工事が佳境へ 未開通部を阻む“崖”どうするの?
終点側の築堤区間はほぼ完成の域だが、崖で途切れている(乗りものニュース編集部撮影)

 なお、跨線橋の近くからは町道へ接続するハーフインターチェンジ形式のランプも整備される計画となっています。

 3工区の用地は100%取得が完了しており、2025年度の事業評価時点での進捗率は約85%となっています。ただし、事業期間については工事の工程精査などにより2027年度から2029年度まで延伸されました。残された期間の中で、JR跨線橋周辺の工事は一気に加速し、道路としての姿を現していくことになるのでしょうか。

 なお、宇都宮高根沢バイパスから矢板ICまでは国道4号氏家バイパス・矢板氏家バイパスを経由することになります。現状、国道4号はこの矢板IC付近までが4車線ですが、それ以北の区間についても4車線化事業が進められています。

【確かに第二の東北道】これが「宇都宮高根沢バイパス」最終区間の状況です!(地図/写真)

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