~ 2026年8月の「円安」関連倒産動向 ~


  2026年8月の「円安」倒産は5件(前年同月比16.6%減)で、2022年7月から50カ月連続で発生した。2026年1-8月累計は56件(前年同期比30.2%増、前年同期43件)で、2024年の年間83件を上回る可能性が出てきた。


  負債総額は5億4,700万円(前年同月比85.2%減)だった。5カ月連続で前年同月を下回り、2026年4月(5億円)以来、4カ月ぶりに10億円を下回った。最大の倒産は、輸入洋品雑貨販売の(株)タツミヤインターナショナル(大阪)の負債3億円。輸入品中心に取り扱い、円安で仕入費用が上昇し、行き詰まった。
 
  8月の「円安」倒産は、小売業2件(前年同月1件)、卸売業(同4件)と運輸業(同ゼロ)、サービス業他(同ゼロ)が各1件発生した。
  政府などは2026年に総額27兆1,342億円の為替介入を実施したが、円安が続いている。円安で輸入材の価格が上昇し、幅広い物価高の要因になっている。特に、資金力や収益力が乏しい企業では収益悪化を招くため、「円安」倒産はしばらく増勢をたどる可能性が高い。

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