少し湿り気を帯びた潮風が頬をなで、海にも季節の移ろいが感じられる5月31日。キジハタを求めて、三重県鈴鹿市の箕田消波ブロック帯へ足を運んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
4~5月の奥伊勢湾の釣況
奥伊勢湾ではすでにシロギスが釣れ始めており、今季は昨年よりも半月ほど早いペースで季節の魚が動いている。その中で根魚が本格化するのは4月頃から。気温の上昇とともにカニなどの甲殻類が活動を再開すると、それを追うように消波ブロック帯の魚影も一気に濃くなる。
さらに5月に入り、ワカメやホンダワラといった海藻が衰退し始めると、小魚の群れが定着。シーバスやクロダイなども回遊し、生態系が大きく変化していく。箕田消波ブロック帯は、そんな季節の移ろいを肌で感じられる魅力的なフィールドだ。
シャッドテールに24cmカサゴ
釣りを開始したのは日が落ちた19時。まずは実績の高いシャッドテールワーム3インチを投入した。複雑な消波ブロック帯を攻略するため、ジグヘッドは3gを選択。海底付近を丁寧にトレースしながら手前へ寄せてくる。すると数投目、ロッドに重みが乗った。
魚は強烈な引きで海中へ突っ込み、ロッドを締め付けるように曲げ込む。いきなりの良型を確信しながら慎重に寄せていくと、水面に棘立った魚影が浮かび上がった。釣れたのは24cmのカサゴ。
良型カサゴが連発
カサゴは岩陰に潜む魚というイメージが強いが、夜になるとエサを求めて積極的に行動する。
そのため、根掛かりを避けながら少し浮かせ気味にワームを通すだけでも十分射程圏内に入る。
その後も同様のパターンで探ると、20cmオーバーの良型カサゴが次々とヒット。魚の活性は非常に高い。
ワームサイズアップで大型を狙う
ここでサイズアップを狙い、ワームを3・5inへ変更。ジグヘッドも11gに上げ、沖へ約30mキャストする。
狙いは手前の消波ブロック帯に差しかかるギリギリのライン。大型個体が待ち伏せしやすい一級ポイントだ。アクションはストップ&ゴー。
着底後にリールを素早く3回転してワームを浮かせ、カーブフォールで再び着底させる。その後すぐに持ち上げる動作を繰り返した。大型ワームは根掛かりしやすいが、ボトムに触れる時間を短くすることでリスクを抑えられる。
36cmキジハタ登場
すると着底直後、穂先がわずかに押さえ込まれた。海藻を拾ったような違和感。
グリップを脇に固定し、主導権を渡さないよう強引に浮かせる。やがて姿を現したのは36cmのキジハタ。魚体に散る無数の斑点は夜空の星々を思わせ、その美しい姿に思わず見入ってしまう。キジハタは本来、カニやエビなどの甲殻類を好む魚だが、このポイントではシャッドテールでの釣果が多い。
ベイトに合わせるのが基本とはいえ、甲殻類系ルアーではカサゴのヒット率が高くなりすぎるため、あえてベイトフィッシュパターンへ寄せることで本命の確率を高めることができた。
最終釣果
今回の釣行では36cmのキジハタを筆頭に、20cmオーバーの根魚を35匹キャッチ。魚影は非常に濃く、終始アタリが続く状況だった。ただし、魚が多いからこそ狙った魚種やサイズだけを選んで釣るのは意外に難しい。ワームサイズやカラー、アクションスピードを変えるひと工夫が釣果を大きく左右する。
そこにロックフィッシュゲームの奥深さがある。
なお、根魚は成長が遅い魚として知られている。豊かな資源を未来へ残すためにも、小型個体のリリースに協力しながら釣りを楽しみたい。
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<HAZEKING/TSURINEWSライター>
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