写真左から、大田美月、大野愛実、片山紗希
撮影/森山将人

7月15日、16日の二日間、横浜・ぴあアリーナMMにて、日向坂46「五期生LIVE」が開催された。グループの未来を担う五期生10名のステージは、溢れんばかりの歓声と拍手で幕を下ろした。

7月20日・21日にはリピート配信も予定されている。

今回は「五期生LIVE」に挑む10名全員が登場した『BRODY12月号』(2025年10月発売)より、全17,000字のドキュメンタリーを一部抜粋してお届け。憧れの先輩と初めて一緒にパフォーマンスを披露した「BRAND NEW LIVE2025『OVER THE RAINBOW』」で、五期生10名の目に飛び込んできた景色とは━━。

【写真】日向坂46五期生がギュっとなって集合!

もう一人の自分

「おもてなし会」の翌日、BRAND NEW LIVE2025「OVER THE RAINBOW」(以下、OTR)開催された。1曲目の『青春の馬』を二期生から五期生までの全メンバーでパフォーマンスすると、蔵盛が目にしたのは希望の光だった。

蔵盛妃那乃:私はポジティブ人間ではあるんですけど、へこむこともあって。本番前は「私にファンの方って本当にいるのかな……」と落ち込んでいました。でも、ステージから目に入った最前列にいる方が私の名前が書かれたうちわを持ってくださっていたんです。その方の涙を浮かべた顔を見て、私は大号泣してしまいました。先輩方と踊る『青春の馬』は、五期生だけの『青春の馬』とは全然違って。期ごとに受け継いでいくようなダンストラックが感動的で、もう1回踊りたいと思うくらい素敵な時間でした。

鶴崎仁香:『青春の馬』を二期生さんから五期生まで全員でパフォーマンスできたことがうれしくて。何度も励ましてくれた先輩方の背中を見ながら、「あの頃の私のような人に響いてほしい」という想いで踊りました。

下田衣珠季:二期生さんとの『You’re in my way』で河田陽菜さんとセンターで踊らせていただきました。「自分の歌い方が合うかもしれない」と思っていたけど、表情が難しくて。カッコいい表情をすると怒ったようになってしまうんです。隣にいてくださった河田さんの表情を分析してパフォーマンスに臨みました。

佐藤優羽:三期生さんとの『パクチー ピーマン グリーンピース』で、山口陽世さんとセンターを務めさせていただきました。レッスンでは三期生さんがお手本を見せてくださって。人数が少ない分、深く教えていただきました。三期生さんのおかげで、『パクチー ピーマン グリーンピース』のダンスに自信を持つことができたんです。三期生さんとグータッチをしてからステージに上がって、憧れの陽世さんと目を合わせて踊ることができたのがうれしかったです。陽世さんはお顔も歌声もかわいらしくて、つい目で追ってしまう存在なんです。

片山紗希:四期生さんとの『シーラカンス』で、初めてセンター(正源司陽子とWセンター)を任せてもらいました。先輩方とお話しする機会がまだ少なかったので緊張していたんですけど、四期生さんが「ここはこうするといいよ」と優しく教えてくださって。

そのアドバイスがありがたかったです。

大田美月:加入前からの推しメンである正源司さんのセンター曲で、しかも、期をまたいで『シーラカンス』に参加できることがうれしくて。間近で正源司さんの表現力を学ぶことができて光栄でした。「OTR」で正源司さんと仲良くなることができて、遊びに連れて行ってくださったんです。

大野愛実:おもてなし会では『君はハニーデュー』のセンター、「OTR」では『絶対的第六感』のセンターを務めさせていただきました。オリジナルのパフォーマンスは表現力が高くて、正源司さんだからこそできるパフォーマンスに憧れていたんです。正源司さんから「自分が演じる主人公はこういう人だと思う」という話をお聞きして、曲への理解度が高まりました。ただ、あんな瑞々しさは私には出せなくて……。リハーサルで「正源司さんを100%演じ切ることは無理だ」とわかったので、自分なりの表現を追求しました。

2作目の五期生曲『空飛ぶ車』のセンターに選ばれた松尾は、ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」を通して、葛藤を抱えながら前を向こうとしている。

松尾桜:正直なお話をすると、センターはひとつの目標でしたし、ありがたいことなんですけど、「自分でいいのかな」と考えてしまいました。フォーメーション発表の際、目の前に先輩方がいらっしゃったのに、困惑から顔を上げてみなさんの目を見ることができなかったんです。

制作期間もずっと怖かったんですけど、披露した後におひさまのみなさんが褒めてくださって。「落ち込んでいたら応援してくださるおひさまに失礼だな」と前を向けるようになりました。すぐに自信を持つことは無理でも、全国ツアーでファンのみなさんに恩返しできるようなパフォーマンスをしたいと思ってます。

大野愛実:松尾は歌もダンスも上手なんですけど、それ以上に表現力が素晴らしくて。内に秘めている感情をコントロールしながら曲の主人公に寄り添うことができるんです。『空飛ぶ車』の主人公と松尾は似ているなと思ってます。制作中は悩んでいたみたいで、「自信がない」と相談されたけど、松尾のそんな葛藤もパフォーマンスに溶け込んで、『空飛ぶ車』とマッチしていました。松尾がセンターで輝いてほしいと思いながら隣でパフォーマンスしています。

【①~③回は下記をチェック!】

①松尾桜「好きだからこそ、アイドルになろうと考えたことはなかった」

②下田衣珠季「四期生さんのオーディションでは悩んで、やめたんです。それが悔しくて、五期生では応募したんです」

③佐藤優羽「先生から『進路はどうするの?』と聞かれて。『実は……』とXのトレンドで1位になっているスマホを見せました」

取材・文/大貫真之介

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