『水族館の達人に聞いてみた ~ぜったいに行きたくなる37の発見~』より

アイドルグループ「SKE48」のメンバー・鎌田菜月と「日本モンキーセンター」附属動物園長 下村実氏との共著の児童書 『水族館の達人に聞いてみた ~ぜったいに行きたくなる37の発見~』発売記念会見が、7月19日(日)、東京・magmabooksにて開催された。

【写真】お気に入りの章…『水族館の達人に聞いてみた ~ぜったいに行きたくなる37の発見~』より(P16-17)

2012年11月、SKE48の6期生としてグループに加入した鎌田は、漫画・アニメ、活字、歴史、将棋など趣味を生かした仕事も多く、幅広く活動している。

幼少期より水族館に頻繁に通う水族館好きで、今回初の児童書を手掛けた。

本書には「日本モンキーセンター」飼育員の阿野隆平氏によるイラストが、表紙だけでなく本文全編に描かれ、親しみやすい装丁で、水生生物の不思議な生態から、水族館の仕組み、飼育員の仕事、さらには水族館を何倍も楽しむための「裏ワザ」まで、驚きと発見に満ちた情報を余すところなく収録。海遊館やすみだ水族館などの立ち上げや運営に携わり、京都水族館では館長を務めた水族館の達人・下村実氏に、鎌田から質問、疑問を投げかける対話形式の文章になっている。「自由研究のヒント」となるテーマも紹介しており、本格的な夏の行楽シーズンや夏休みの学習に向けて、子どもたちの探究心を育むのにぴったりの1冊となっている。

鎌田菜月インタビュー

――発売されると決まった時のお気持ちや今の率直な感想をお聞かせください。

鎌田菜月:発売は6月だったんですが、お話を頂いてから約1年ほど制作期間があったので、発表できた時は形になるんだっていう実感が一番湧いた瞬間でした。水族館の本を出版するっていうのは、私のことをよく知ってくださっているファンの方も驚いてくださることだったので、そういった意味でもサプライズができたような気持ちでうれしかったです。

――発売前から注文が殺到して、児童書では異例の発売前重版となりました。どのように受け止めていらっしゃいますか?

鎌田菜月:本当にびっくりでうれしく、ありがたいことだなと感じています。水族館というものに対しての皆さんの関心の強さを何よりも感じました。お子さんも大人もみんな水族館がやっぱり好きなんだなってうれしくなりました。

――制作を通じて特に印象に残っていることは?

鎌田菜月:現場で働いていた方ならではの温度感であったり、エピソードを交えてお話をうかがえたのと、下村さんご本人が水族館界のアイドルみたいな存在で、行く先々の水族館でみんなから「あ、下村さん」って声を掛けられてたりとか、すごくリスペクトを持たれてる方なんだなっていうのを感じられて、(私もアイドルをしてますが)下村さんもアイドルだったんだっていうのがびっくりしました。

あとは開館前の名古屋港水族館にお邪魔した際に、人間がこの時間にいるのはおかしいってイルカたちが様子を見に集まって来てくれたんです。いざ撮影を始めようとしたら飽きちゃったらしくて解散しちゃって全然イルカがやってこないってことがあって、すごく生き物らしさというか人間性って言ったらおかしいですけど、そういったものを感じられて楽しかったエピソードです。

――お気に入りの章は?

鎌田菜月:今回の本が児童書という形で、水族館の達人である下村さんにお話を聞きながら、それをまとめたという珍しい形の対話形式の本になってるんです。その対話形式っていうところと、すごくすてきなイラストも描いていただいて、この本らしさが詰まっているページかなと思って選ばせていただきました(P16-17)。

ほかにも、オイカワっていう昔雑魚(ざこ)って呼ばれてたお魚についてのページがありまして、下村さんが大層お好きなお魚で、季節によって柄が変わるけど、その美しい柄を実際水族館で再現しようって思うとなぜか再現できないと。その難しさだったり、変化っていうのがすごく好きだって下村さんが熱く語っていたページがあるので、そちらもぜひ楽しんでいただきたいです(P60-61)。

――発売されてからご家族やSKE48のメンバーの皆さんからの反応は?

鎌田菜月:発売後は家族にまだ会えてないので、手渡せる日が楽しみだなというところですが、家族もびっくりしていました。私が水族館好きになれたのは、祖父がたくさん、特に名古屋港水族館に連れて行ってくれたりとか、家族旅行で鳥羽水族館に行っていたおかげなので、改めて感謝をしたいなって思っています。SKE48のメンバーからは、いいなってうらやましがられて。第2弾を私の後に狙っている子たちがたくさん控えているので「そこは譲らないぞ!」と思いつつ、水族館に行きたいってたくさん声を掛けられたので、この夏はメンバーみんなで水族館に行けたらなって思ってます。

――改めて水族館の魅力を教えてください。

鎌田菜月:まず日本は島国のおかげですごく水族館が身近な存在ですよね。

今はネットも発達してますし、写真も高画質になって、VRまであって、魚や水族を楽しむ方法はたくさんあると思うんですが、やっぱり水族館に行くと実際に生きた水族がいるっていうところは大きいですね。そして生き物であるからこそ1秒たりとも同じ動きはしないですし、シーズンでもまた違った展示の方法を飼育員さんがすてきにしてあったりとか、やっぱり生で楽しむからの良さは外せないかなと思います。水族館は、ある意味カメラのシャッターチャンスや動画の画角を自分で自由に選べるっていうところが、やっぱり現地ならではかなと感じています。

――水族館をナビゲートして一緒に回りたいとか人は? 逆にナビゲートしてもらうじゃないですけど、さかなクンさんとか?

鎌田菜月:共演させていただいたことはないんですが、地元の水族館に伺う時などどこに行ってもさかなクンさんのサインとかその痕跡がすごいんです。なので、いつかやっぱりお会いしたいなって気持ちは強くなりましたし、改めてすごい方だなと思いました。

――インタビュアーとして、記者として、次にいろいろ聞いてみたい人はいますか? 別ジャンルの方も含めて。

鎌田菜月:まず、下村さんのお話が収まりきってなくて。今回「37の発見」って言ってますけど、あと桁2つぐらい増やしてもいいんじゃないかって思うぐらい豊富にお話をしてくださったので、まずは絶対下村さんとまたやりたいなっていうのもあります。あと下村さんと私は、ほかにも共通点で歴史が好きっていうのがあって。撮影の合間に下村さんが持っているもう世の中では買えない本とかを譲っていただいたりとかあったので、歴史ものでやれてもいいなぁなんて思います。

別ジャンルの方だと悩みますね…。でもいつかお話ししてみたいなって思うのは三宅香帆さん。

書評家で今すごくこういろんなとこで話題になっている方です。いろんなものを読んで感想を述べている方だと思うので、逆に書評家の方にインタビューをしてみたいなっていうのはちょっと思います。

――この本を持って水族館に行かれる小中学生に向けてのメッセージをお願いしたいのと、鎌田さん自身は夏休みどうやって過ごしたいのかお聞かせください。

鎌田菜月:まず海の中にはまだ全然分からないことがたくさんあって、この本では「37の発見」とは言ってますが、大冒険をするつもりで読んでもらって、ぜひあなたが世紀の大発見をしてもらうきっかけになったらうれしいなと思います。

私の夏の過ごし方は、今年もSKE48が恒例のサマーツアーをさせていただいているので、まずそのツアーを大盛り上がりで完走して、(再来年の)SKE48 20周年向けてもっともっとグループを盛り上げていけたらいいなと思ってます。あとは一人でどこか旅行に行きたいです。海外にも水族館あるらしくて、私の今年の目標が1人海外旅行なので、水族館も組み込めたらいいなと思います。

――読者の皆さんへ一言お願いします。

鎌田菜月:この本は「水族館の達人に聞いてみた」ということで、下村さんと一緒に書かせてもらった大切な私にとっての1冊目の本になります。お子さんはもちろん、大人の方にも楽しんでいただける内容になっていますので、この本と一緒にこの夏を最高に楽しんでもらえたらうれしいです。ありがとうございました。

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