YouTubeチャンネル「パ・リーグTV」より

7月19日、京セラドーム大阪で行われた、オリックスバファローズ vs 北海道日本ハムファイターズ戦の始球式に、乃木坂46の黒見明香が「乃木坂野球部」を代表して登場。キャッチャーミットまであと少しのワンバウンド投球に、同試合の解説を務めた元オリックス・星野伸之さんは「なかなか本格的」と、黒見の豪快な投球フォームを褒めていた。さらに黒見は始球式だけでなく、オリックスベンチの試合前の声出しにも参加。連敗が続いていた猛牛軍団を黒見が鼓舞する光景に、今年2月に春の宮崎キャンプにも行ったオリ党の筆者としても、これをきっかけに苦しい状況からの脱却を期待した。

しかし、その試合でオリックスは敗戦。乃木坂46の力も及ばず……かと思われたが、その翌日20日の試合では難敵を攻略したオリックスが勝利。1日遅れとなったが、勝利の女神の力を借りることができた。今回はパシフィック・リーグ(以下、パ・リーグ)とコラボした「乃木坂野球部」とはいったい何なのか。また「乃木坂野球部」とのコラボで密かに注目しているコンテンツを紹介していきたい。

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乃木坂46の野球好き、特にパ・リーグが好きなメンバーを中心に構成されている「乃木坂野球部」。部員は、19日に始球式を務めた黒見のほか、金川紗耶、柴田柚菜、小川彩、瀬戸口心月、長嶋凛桜の6名。千葉出身の柴田は千葉ロッテマリーンズのファンで、zozoマリンスタジアムでアルバイトをしていた経験があり、同じく千葉出身の小川も幼少期に球場でロッテの試合を観戦していた。鹿児島出身の瀬戸口は同じ九州の福岡ソフトバンクホークスのユニフォームを着ることが多く、北海道出身の金川と長嶋が日ハムを応援する中、筆者が応援するオリックスはというと……、卒部メンバーも含め「オリックスはこの子!」というメンバーはこれまでいなかった。そのこともあってか、オリックス主催となる19日の試合では、プロ野球だけでなくMLBにも詳しい黒見が始球式を務めることになったと考えられる。

乃木坂46の41stシングル収録の『パシフィック・リーグに連れてって』が、「2026パ・リーグ公式コラボソング」となり、メンバーがパ・リーグ全6球団の主催試合を訪れ始球式などを行うコラボイベントが企画される中、19日のオリックス戦はその第三弾だった。

始球式に臨む黒見は試合前、オリックスベンチへ挨拶に向かうと、「乃木坂野球部」を代表して声出しを担当。「『ここから流れを変えて連勝できるように、波に乗っていけるように、皆さんで頑張りましょう! そして、本拠地での勝利を皆さんに届けましょう! さあ、いこう!』って言わせてもらいました」と、現在のチーム状況を鑑みた的確な内容で、選手たちを鼓舞した。この声出しに、森友哉選手が「気合が入るわ」と反応し、黒見の声をパワーに変えて、勝利に向かってプレーしてくれるに違いない!と期待していた。

しかし、試合結果は1対5で、オリックスは敗北。1回表、黒見と弟が幼馴染だという日ハム・清宮幸太郎選手が2ランホームランを放ち、先制を許すという試合展開だった。乃木坂46には「メンバーが始球式を行った試合では初回にホームランが出やすい」というジンクスがあり、2022年8月4日に金川が始球式を務めた日ハム vs ソフトバンク戦ではソフトバンク・周東佑京選手が先頭打者ホームラン、2023年4月23日に久保が務めた楽天 vs 日ハム戦では日ハム(現巨人)・松本剛選手が先頭打者ホームランを打っていた。そして2026年7月2日、金川と長嶋がマウンドに上がった試合では、日ハムが1回裏に先頭打者から四者連続ホームランというプロ野球史上初の記録を樹立。「乃木坂46のパワーおそるべし」とSNSを中心に話題になっていたが、この四連発を打たれたのがオリックスで、中継を見ながら、うなだれたのを覚えている。黒見が始球式を務めた日もそのジンクスは発動したものの、相手チームに先制を許す結果に。1回裏、山中稜真選手がソロホームランを放つが、オリックスはこの1点のみで、黒見の声出しを勝利へとつなげることはできなかった。

しかし敗戦の翌日、20日の試合では難敵の日ハム・有原航平選手から先制すると、先発陣の屋台骨・九里亜蓮投手が7回3安打無失点の力投でオリックスが勝利。有原選手にはメジャーへ行く前の日ハム時代から帰国後のソフトバンク時代まで、苦戦を強いられることが多い相手だっただけに、この勝利は筆者としては嬉しいところだった。

【写真】

パ・リーグとコラボし、各チームの主催試合を盛り上げている乃木坂46。そんな中、このコラボを野球ファンそして乃木坂46ファン以上に楽しんでいるのが、パ・リーグの公式YouTubeチャンネル「パ・リーグTV」だ。試合の振り返りや選手の活躍シーンをアップしてくれる、野球好きにとってはお馴染みのチャンネルだが、乃木坂46のメンバーが登場する動画では普段と一味異なる工夫が凝らされている。

黒見が始球式を務めた動画タイトルは、「【乃木坂野球部】ネコバス…ミンゴさんのセレブすぎる始球式【コラボ第3弾】」と、もはや黒見の名前はなく、メンバーが呼ぶ「ミンゴ」という愛称で表記されていた。さらに、“ネコバス”や“セレブすぎる”のフレーズは、7月12日放送の乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』のメンバーものまね企画にて、黒見と同期のメンバーが「セレブすぎる普段着で登場し、ネコバスみたいに微笑む黒見明香」というネタが由来。さらに、動画の概要欄には黒見が番組やブログで発信した情報を盛り込んだ紹介文が掲載されており、その徹底的にリサーチされた内容は、概要欄を読むだけでも十分に楽しむことができるもので、パ・リーグの野球好きに乃木坂46の魅力を伝えることに一役買っている。

7月19日の試合で「乃木坂野球部」とパ・リーグのコラボは全6試合中3試合が終了。ホームチーム側の成績は1勝2敗となっているが、企画はまだまだ続いていく。そして「パ・リーグTV」の愛ある動画も楽しみに待っていたい。そしてオリックスファンの筆者としては、今後の試合で黒見が「波に乗って!」と鼓舞したオリックスの猛牛たちが巻き返してくれることを願っている。

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