ITインフラサービスのボードルアは、米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。AI(人工知能)基盤の需要拡大やセキュリティー強化の重要性の高まりを背景にビジネスチャンスが広がる一方、IT人材の不足や確保の難易度が増すなど、事業環境が大きく変化する中、中長期の視点で成長戦略を実行するためには非公開化が必要と判断した。

ベインキャピタル傘下の買収目的会社が、MBOの一環としてTOB(株式公開買い付け)を実施する。

買付期間は2026年8月19日~10月5日の31営業日。決済の開始日は10月13日。公開買付代理人は野村証券。

ボードルア株式の買付価格は1株につき2970円。TOB公表前日(18日)の終値2942円に対して0.95%のプレミアムを加えた。買付予定数は1506万6853株。下限は所有割合9.55%にあたる313万5200株。買付代金は最大447億4800万円。

ボードルア社長で筆頭株主の冨永重寛氏(37.09%所有)ら創業家株主3氏は所有する全54.65%の株式をTOBに応募せず、TOB成立後、公開買付者に合計421億5800万円(1株2350円)で譲渡する。TOB分と合わせた取引総額は869億円。

創業家株主はTOB成立後、公開買付会社が設立する新会社の議決権32%を取得し、ボードルアに間接的に再出資する。

ボードルアはTOBに賛同し、株主の応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証プライム市場への上場は廃止となる。

ボードルアは2007年にネットワーク構築・運用を目的に設立。21年に東証マザーズ市場に上場。22年4月に東証グロース市場に移行した後、25年3月に東京プライム市場に上場した。

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