《相模原17歳死亡》「どうしてそんなモノを…」現場の献花付近に“菓子の袋・吸い殻・避妊具”まで…近隣住民は困惑、SNS配信者まで現れて【発生から1週間】
《相模原17歳死亡》「どうしてそんなモノを…」現場の献花付近に“菓子の袋・吸い殻・避妊具”まで…近隣住民は困惑、SNS配信者まで現れて【発生から1週間】

8月22日未明、神奈川県相模原市中央区田名の農道で、高校2年生の清水刹那さん(17)が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、24日に死亡した。死因は頭部打撲による脳挫傷だった。

清水さんは友人らとバイクで走行中、乗用車に追われた後、複数の人物から暴行を受けたとみられている。

 

事件発生から1週間。現場には清水さんを悼む花や飲み物が数多く置かれる一方、開封済みのたばこや菓子の袋、吸い殻、さらには避妊具までが残され、近隣住民から困惑の声が上がっている。

現場には花束や飲み物など数多くの品が置かれていたが…

8月22日午前3時ごろ、「17歳の男性が殴られたようだ」と119番通報があり、午前3時7分ごろ、救急隊が現場に到着した。発見から間もなく1週間となる28日、現場には、花束や飲み物など数多くの品が置かれ、清水さんを悼んで手を合わせる人の姿があった。

事件当時、清水さんは友人3人と2台のバイクに分かれて走行していたところ、乗用車に追われた後、農道付近で暴行を受けたとみられている。

清水さんは意識不明の状態で病院に搬送されたが、24日午前0時53分に死亡が確認された。清水さんらがなぜ追われたのか、詳しい経緯はいまだ明らかになっていない。

捜査状況について社会部記者が解説する。

「清水さんらを追っていた車には複数の人物が乗っており、清水さんと、バイクに同乗していた少年は、それぞれ別の場所で暴行を受けたとみられています。

もう1台のバイクに乗っていた友人2人は暴行を免れ、その後、襲われた少年に連絡し、現場へ駆けつけて警察に通報したとされています」

事件をめぐっては当初、清水さんの仲間と別のグループとの間で、バイクをめぐるトラブルがあったとの情報もあった。

「現場にいた友人の説明では、清水さんたちと車に乗っていた人物らには面識がなかったとされています。

一方、一部報道では、友人が『清水さんはコルク狩りに遭ったのではないか』と推測しています。

県警は清水さんの関係者らから事情を聞くとともに、傷害致死容疑も視野に、車に乗っていた人物らの行方を追っています」(前出・社会部記者)

コルク狩りとは、「コルク半」と呼ばれる半キャップ型のヘルメットを暴力的な手段で奪い取る行為だという。

「顔を合わせると、向こうからきちんと挨拶してくれた」

事件現場には清水さんに手を合わせるため、地元で暮らす夫婦が訪れていた。

「清水さんとは直接面識はありませんが、共通の知人から話を聞いて手を合わせにきました。相模原は、以前に比べれば暴走行為も減ったと思いますが、17歳の子がこんな場所で亡くなったことは、本当にいたたまれないです」

清水さんを知る近隣住民の女性も、突然の死を悼む。

「清水さん一家が引っ越してきたのは、3年ほど前だったと思います。刹那さんの交友関係まではわかりませんが、近所を気にせず騒ぐような不良少年ではありませんでした。

顔を合わせると、向こうからきちんと挨拶してくれる感じの良い男の子でしたよ。この1週間、たくさんの友達が刹那さんを思って来てくれて、愛されていたんでしょうね」

現場には多くの花束や飲み物が並んでいた。

だが、その中には首をかしげざるを得ないものもあった。開封済みのたばこや菓子の袋、吸い殻、さらには避妊具までが、そのまま残されていた。

その光景を前に、前出の近隣住民の女性は困惑を隠さない。

「吸い殻やコンドームなんて、ゴミも同然じゃないですか。どうしてそんなものを置いていくんでしょう。

本当に清水さんの友達なら、こんなことはしないと思います。友達ではない人が置いていったということなんでしょうか。まったくもう……言葉が出ないです」

「路上に吸い殻を残したら、もうポイ捨てと同じでしょう」

現場に置かれるものが増え続けるなか、その整理をしている人もいる。

現場近くを日常的に出入りする地元住民の男性は、花や飲み物などが道路周辺の複数の場所に置かれているため、自ら一か所に集めているという。

「供え物は一か所ではなく、周辺のいろいろな場所に置かれているので、見つけるたびに一か所へ移しています。花が供えられている周辺だけは草を刈らないようにしていますが、品物がだんだん増えてきて、正直困っていますよ。

お墓や仏壇に故人が吸っていたたばこを供えることはありますが、路上に吸い殻を残したら、もうポイ捨てと同じでしょう。

カラスに荒らされる可能性もあるので、開封済みの食べ物なんかは心配になります。せめて四十九日まではこのままにしておこうと思っていますが、いつかは誰かが片付けなければいけないんですよ」

現場は相模原市が管理する市道にあたる。相模原市中央土木事務所の所長は、道路上に物を置く行為について、こう呼びかける。

「道路は公共の通行に供する場所ですので、事件や事故に伴う献花に限らず、道路上に物を置いたり散乱させたりすることは控えていただきたいと考えています。

通行を妨げるものがあれば、場合によっては道路を利用する方にとって危険にもなります。

安全な通行にご協力いただきたいです」

清水さんの死後、現場には多くの人が足を運び、花や飲み物などを手向けてきた。なかには地元住民だけでなく、若者の間で話題となったニュースを取り上げてSNSで情報発信する人物や配信者とみられる者が「怖い、怖い」と口にしながら現場周辺を撮影する姿も見かけた。

清水さんらに暴行を加えたとみられる人物らはいまだ特定されていない。事件の全容が明らかにならないまま、17歳の少年が亡くなった現場には、いまも人が訪れ続けている。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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