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ドイツでは教科書を雑に扱うと弁償もあり?

ライター情報:柴山香

ハードカバーで重量感たっぷりの教科書。
一冊一冊に透明の保護カバーをつけるのは、生徒自身の役目です

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以前コネタで書いた記事「さあ新学年! 教科書もきっちりリサイクルするドイツ」で、ドイツの公立小学校における教科書貸与制度について述べましたが、さらに学年が上になると、事情が多少異なってくるようです。

例えば、公立のギムナジウム(日本の中高一貫教育機関に相当)では、毎年秋の新学年のスタートとともに、「今年度の授業で使う、全教科の教科書と副教材の一覧表」が一斉に配布され、生徒(とその保護者)たちは、全教科の教科書や教材について、いちいち「借りるか、買うか」の選択をするのが一般的です。

語学のワークブックや世界地図帳など、教科担任の希望によって購入が義務づけられている教材を除けば、借りるも買うも100%個人の自由。一冊たりとも買わない主義の家庭もあれば、生徒自身がお気に入りの教科だけ購入したり、とりあえず片っ端から全教科を購入する家庭もあり、まさに三者三様です。

具体的には、全生徒が、教材一覧表に「買う」「借りる」の別を記入し、保護者の承認サインとともに担任に提出します。すると後日、「借りる」の方に丸印をつけた教材は中古本が、「買う」に印をつけた箇所については、新品の教材が手渡されるという仕組みです。在籍する生徒ひとりひとりについて、この煩雑な仕分けと配本作業を行うわけで、一体どれだけの時間と労力が要ることか......。

さて、教科書を1年間借り受けることにした場合、当然ながら学年末には返却義務が生じるため、教材は丁重に取り扱わねばなりません。
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ライター情報: 柴山香

ドイツ在住16年目。独日通訳、日本語教師など、数足のわらじが玄関に並ぶ。

2013年7月8日 07時00分

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