テレビ、雑誌、ネットなど様々なメディアでもてはやされる「美人すぎる・・・・・・」と呼ばれる女性たち――。

 市議、書道家、海女、バイオリニストから、公認会計士、広報、歯科医までありとあらゆる分野で「美人すぎる」女性が次々にクローズアップされ、我々の目を楽しませてくれているが、もはや若干「食傷気味」の感もある。


「美人すぎる……」は、つまりその職種に対する一般的な認識に対し、あまりにもハイスペックな美貌(時に“無駄にキレイすぎる”ほどの美貌)を誇る女性たちを指す。

 容色を必要としない職業領域になればなるほど、そのアンビバレントなミスマッチ感が増幅し、人々の心にある種の感興を引き起こすのだろう。そして、メディアの格好の標的となるのだ。

 筆者は先だってバンクーバー五輪を観戦中、何度となく日本の女性選手たちの美貌に目を奪われるという経験をした。それも、フィギュアスケートやアイスダンスといった美を競う競技はもちろんのこと、モーグルやスピードスケート、カーリングなど、およそ美とは無縁でも許されるはずの競技においてもだ。

 選手たちの美貌の水準の向上に、「日本人女性もここまで進化したのか」という感慨を覚えずにはいられなかった。

 さて、それでは「美人すぎる」女性たちを実際に数名紹介してみたい。まず、最初にこの名誉ある呼称でお馴染みになったのが、ご存知青森県八戸市議会の藤川優里市議だろう。写真集が出るほどの人気ぶりで、その美貌はたちまち全国に知れ渡った。

 また書道界には、「美人すぎる書道家」と言われる涼風花(りょう ふうか)がいる。その可憐な容姿は、書道というクラシカルな芸術世界でこそ、より魅力や価値が倍増するように思える。

 音楽界では、バイオリニストの宮本笑里(えみり)を忘れることはできないだろう。
父はオーボエ奏者の宮本文昭氏。ドイツ仕込みの英才教育を受けたキャリアに加え、“西洋のお姫様”とも言うべき愛くるしい美貌が注目され、今年4月からは日本テレビ「NEWS ZERO」にカルチャーキャスターとしての出演が決定している。

 ちなみに、筆者がこれまで実際にお会いしたなかで、一番心に残る「美人すぎる……」は、美人女性起業家の名を欲しいままにしている、株式会社ジョヤンテの川崎貴子社長だ。

 今年2月末放映のテレビ朝日「朝まで生テレビ」にて、ホリエモンの隣で美しく微笑んでいた彼女を記憶している方も多いのではないだろうか。取材でお目にかかったが、その美貌にしばらく気を取られて困ったものだった。

 このように、日本人女性の美貌の進化に伴い、今後はますます多彩な美女が誕生することが予想されるが、彼女たちを愛でて、その美貌を堪能するという楽しみは男性だけのものではない。同じ職業に就いている女性にとっても、大きな発奮材料となるだろう。

 個人的にも、次なる「美人すぎる……」の登場を楽しみにしたいところだ。

(田島 薫)

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