安室奈美恵のドームツアーを映像化したDVD&Blu-rayが8月29日に発売された。事前予約だけで100万枚を突破しており、さらに数字を伸ばすことは確実。
この映像作品は、今年2月から6月にかけて行われた全国ツアーから東京ドーム最終公演と、昨年9月に開催された沖縄公演を収録したものだ。ドームツアーのセットリストは、ファン投票で選ばれた24曲と、ベストアルバム『Finally』収録の新曲で構成され、日本のみならず香港・台湾・中国でもライブを実施。全公演で70万人以上を動員したツアーの様子が収められているが、こういった作品にありがちな初回特典の商魂逞しさには関係者も驚いている。女性週刊誌記者が語る。
「引退するアーティストが、ラストツアーの様子を収めた映像作品を発売するのは当然ですが、6月に発表されたその内容は、いろいろな意味で関係者を驚かせました。
全国ツアーは、総座席数が70万席にも上る壮大なツアーだったが、チケット発売時には一大争奪戦が発生。最後の勇姿を見られなかったファンも多いだけに、この価格も納得といえば納得だが、今回の映像作品発売で安室はいったいいくら手にするのか? 音楽ビジネスに詳しいフリーライターが語る。
「これまでアーティストのDVD・Blu-rayの売上記録歴代トップは、2009年に発売された嵐の『5×10 All the BEST! CLIPS 1999-2009』の約90万枚ですが、今回の安室のDVDは予約だけで100万枚を突破しています。彼女が昨年発売したベストアルバムは200万枚以上売れており、この分だとDVDも200万枚に達するかもしれません。しかも嵐の『ALL the BEST』は定価が5,000円でしたが、安室のDVDは8,800円です。
引退後について安室は何をするか語っていないが、どうやらDVDだけでも、一生働かずに暮らせるだけのお金を確保できそうだ。