東京動物園協会は17日、大田区で回収されたオオタカの死亡個体から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、上野動物園など都立動物園・水族園での鳥類の展示を18日から中止する。
このオオタカからは確定検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6 亜型)が検出。
これに合わせ、鳥類との「ふれあい」「園内放し飼い」の中止、消毒マットによる入退園時の靴底の消毒、園内へ進入する車両などの消毒も実施。また、各園ごとに一部のイベントを中止するなどの対策も行う。都立の動物園以外では、東武動物公園が一部の鳥類の展示やイベントを休止すると発表している。
<都立動物園・水族園で展示を中止する鳥類>
■恩賜上野動物園
コハクチョウ、コミドリコンゴウインコ、アオメキバタン、オオワシ、シジュウカラガン、サカツラガン、ニホンコウノトリ、エミュー、モモイロペリカン
■多摩動物公園
ヒメウズラ、ムラサキサギ、アマサギ、オグロヅル、ソリハシセイタカシギ、ダイシャクシギ、オグロシギ、ハマシギ、カイツブリ、オオヨシキリ、カルガモ
■井の頭自然文化園
ニワトリ(チャーン)、ニホンキジ、コジュケイ、ウズラ、オオハクチョウ
■葛西臨海水族園
ニホンコウノトリ、タンチョウ、クロツラヘラサギ、オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギン、フェアリーペンギン