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アメリカで大流行のマヌケな遊び、ゾンビと人間の鬼ごっこの裏に!?

2011年4月22日 10時00分 ライター情報:tk_zombie

「Humans vs. Zombies」を考案した人たちが運営している公式サイト。ゲームのルールから歴史、愛好家同士が情報交換する掲示板(人間の戦略、ゾンビの戦略などのトピックがあって熱い議論が交わされている)、主催者用のノウハウが蓄積されたガイドから開催中に使う専用のWEBサービスまで、必要なものが全部揃っています。ちなみにイラストに描かれているうち、腕に赤いバンダナを巻いているのが人間で、頭に巻いているのがゾンビ。腕のバンダナを頭に付け替えたらすぐに人間からゾンビになれるという効率的なシステムです。

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ミッションは「赤いシャツを着た人を守れ」。ターゲットがベンチに座っているのを発見して保護すると、突如現れたゾンビの群れに取り囲まれた。待ち伏せだ! 二丁拳銃、ショットガンを乱射する。それでも数が多すぎる。このままでは押し切られてしまう。グレネードだ! グレネードを投げろ!

これはPCやテレビの中ではなくて、現実の大学での出来事だ。ただし、銃はおもちゃでグレネードは丸めた靴下。「Humans VS. Zombies」と呼ばれる、春先にアメリカの大学でよく開催されるゲームイベントだ。英語の記事ではtag game、つまり鬼ごっこの一種と説明されていた。しかし参加者はときには1000人を超え、何日にも渡って大学の敷地全体を使って繰り広げられるアメリカらしい壮大な鬼ごっこなのだ。

ルールはカンタン。くじびきで決められた最初のゾンビが残りの人間を追いかける。ちなみにゾンビといえど、ゆっくり歩いて生前の記憶を思い出そうとする必要は無い。走ってオッケー。みんなで相談して作戦を立てるのは当たり前。目印のバンダナを頭に巻かなきゃいけないのでちょっと目立つけど、ほとんど人間と変わらない。このままでは人間に勝ち目がないので、ゾンビ映画のように武装が許されている。ただし最初に書いたとおり、武器はスポンジの弾を撃ち出すプラスチック製のおもちゃの銃と丸めた靴下だけだ。ポコンと当てられたゾンビは15分間動けなくなるから、人間はそのうちに逃げるというわけ。

だからビジュアル面でまとめると、バンダナを頭に巻いた人たちとハデな色をしたプラスチックの銃や丸めた靴下を抱えた人たちが大学の構内で追いかけっこしているゲームということになる。

これが実際どのような絵面になるかはflickr で「humans vs. zombies」と検索してみてほしい。プレイヤーは十代後半から二十代だけど、みんな子どもみたいにイイ笑顔だ。真剣な面持ちで周囲を警戒してるところや真顔でポーズでキメてる写真もあるけど、抱えてるのが赤青黄色のプラスチックだからちっともカッコなんてつかない。いやーほんとマヌケだなーと心がなごむ。

しかし、このマヌケさには理由があった。「Humans VS. Zombies」は2005年にメリーランド州ボルチモア郊外にあるガウチャー大学で、当時学生だったブラッド・サピントンさんとクリス・ウィードさんが考案した。最初は70人だった参加者はすぐに200名を超えて、みるみるうちに約1500名の学生が関わる人気ゲームに成長した。

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