11月24日に放送されたNHK『あさイチ』で“地域猫”についての特集が放送された。そこで視聴者からの野良猫に対しての過激な意見が紹介されたのだが、井ノ原快彦が優しい口調で反論。
その言葉に絶賛の声が上がっている。

毒餌をやられた飼い主からのFAX


千葉県浦安市では、飼い主のいない野良猫の情報をアプリ「ニャンだぁ! らんど」に掲載し、去勢手術の有無や猫の名前がわかるようになっている。番組ではこのアプリを積極的に活用している人として、以前飼い猫が毒餌を食べて死んでしまった女性を取材。女性はすごくショックだったと語りながらも、猫が増えすぎて迷惑に感じている方がいるのだなと考え、アプリを使っての活動を開始。去勢手術をしていない猫を捕まえたり、野良猫に悩む近所の人の相談に乗っているのだという。

毒餌で猫が死んでしまったという話に、番組出演者は静かな怒りをあらわにしていた。井ノ原も「本当にやっているんですか?」と信じられないといった様子だった。


だが番組終盤、数年前に猫の糞尿に悩まされていたという60代の視聴者から「避妊手術だけでは解決しません。毒餌をやった人に同情します」といったFAXが届いた。これには「なんか違う」「その解決策を探っているんだから」「殺していいってもんじゃない」と出演者が次々と疑問の声を投げかける。

イノッチが冷静に反論「考え直してほしい」


さらに“地域猫”には賛否両論があり、悪用もできるといった指摘も視聴者から受けた。そんな中、井ノ原が実に穏やかな口調で諭すように自論を述べ始めた。
「色んな問題あると思いますけれども、何か良くしようとして活動している方のことをみんな応援してあげてほしい」
「さっきも(毒餌に同情という)怖いFAXがあったけれども、それは子供たちも見ていることもあるから、それが“良い”という考え方は考え直してほしい」
「色々大変だったのはわかるけど、そのことのはじめとしてアプリがあって、これからみんなでどんどん考えていきましょうねってことですから」

この言葉にネットでは「イノッチのコメントのバランス感覚は本当に尊敬する」「イノッチキチンと伝えてくれてありがとう」「感情的にならずに、丁寧に呼びかけられるイノッチ男前にもほどがある」と絶賛の声が続出している。