みずほカードローンに適用される金利|他社との比較も紹介
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
この記事の目次
みずほ銀行カードローンは、カードローンを扱うメガバンクの中でトップクラスに低い上限金利が設定されています。
そのため、利息負担を抑えたい人が利用するべきカードローンのひとつと呼べるでしょう。
この記事では、金利と利息の関係性、みずほ銀行カードローンと他社の比較、適用金利を引き下げる方法を紹介します。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.0%~14.0% | 最短翌営業日以降 | - |
みずほ銀行カードローンの適用金利は借入限度額によって決まる
みずほ銀行カードローンを利用したときに適用される金利は「年2.0%~年14.0%」となっています。
この適用金利は、みずほ銀行カードローンへ申込した後の審査で決まる「借入限度額」によって定まります。
借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
10万円超 100万円未満 | 年14.0% |
100万円超 200万円未満 | 年12.0% |
200万円超 300万円未満 | 年9.0% |
300万円超 400万円未満 | 年7.0% |
400万円超 500万円未満 | 年6.0% |
500万円超 600万円未満 | 年5.0% |
600万円超 800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
金利は、金融機関に支払う「利息」を算出する要素のひとつです。
つまり、借入金額と借入期間が同じであった場合、適用金利が低くなる方が支払総額は少なくなります。
初めて利用する人は上限金利が適用されやすい
すべての人が該当するわけではありませんが、初めてみずほ銀行カードローンを利用する場合は、年14.0%の金利が適用されるケースがほとんどです。
みずほ銀行カードローンは、無担保ローンであるため、個人の信用が重視されます。
カードローンにおける信用は「利用実績」「信用情報」「収入状況」などによって判断されます。
みずほ銀行カードローンを初めて利用する人は利用実績がないため、借入限度額が少なく設定されてしまう可能性が高いでしょう。
なお、増額して利用限度額を増やせば、適用金利が下げられることもあります。
将来的に利息負担を軽減したい場合は、利用実績を積み上げて増額できる状態にしておきましょう。
みずほ銀行カードローンの金利を他社と比較
みずほ銀行カードローンはであるため「消費者金融」や「他のメガバンク」よりも上限金利が低い特徴を持っています。
ご自身にとってどこの金融機関を利用するべきか比較して判断しましょう。
消費者金融との違い
前提として、みずほ銀行カードローンと一般的な消費者金融を比べた場合、上限金利に年4.0%の差が生じます。
■10万円を1年間かけて返済した場合
金融機関 | 上限金利 | 返済総額 | 利息総額 |
---|---|---|---|
みずほ銀行 カードローン |
年14.0% | 108,373円 | 8,373円 |
一般的な 消費者金融 |
年18.0% | 110,852円 | 10,852円 |
上記の通り、利息総額は「2,479円」の差があるため、みずほ銀行カードローンの方が利息を抑えられます。
消費者金融の無利息期間を利用した方が利息を抑えられるケースがある
ある一定の条件を満たすと、消費者金融の方が利息負担を抑えられるケースがあります。
消費者金融の中には、初めて利用する方に限り「無利息期間サービス」を適用しているところがあります。
無利息期間サービスが適用されると、利息が発生しない期間が発生するため、銀行カードローンを利用するよりも最終的な支払額を抑えられるケースがあるでしょう。
無利息期間がある主な消費者金融
- アコム
- プロミス
- アイフル
- レイク
他のメガバンクとの違い
みずほ銀行カードローンは、メガバンクの中では最も上限金利が低い銀行です。
金融機関 | 上限金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
年14.6% |
一般的な銀行カードローン | 年15.0% |
ただし、みずほ銀行カードローンは、「みずほ銀行」の口座がなければ申込できません。
銀行口座をお持ちでない場合は、口座開設も同時におこなう必要があるため、注意しましょう。
なお、三井住友銀行や三菱UFJ銀行は、指定口座がなくてもキャッシングすることができます。
お急ぎの場合は、みずほ銀行以外のカードローンを選びましょう。
みずほ銀行カードローンの金利を引き下げる方法
みずほ銀行カードローンの適用金利を下げる方法は、2つあります。
みずほ銀行カードローンの金利を下げる方法
- 借入限度額を増やす
- 住宅ローンを利用している
借入限度額を増やす
みずほ銀行カードローンは、借入限度額を増やすことで、適用金利を引き下げられます。
しかし、借入限度額を増やすには、増額申請をして審査に通過しなければなりません。
増額審査では、みずほ銀行カードローンの利用実績が重視されるため、以下のポイントに注意してください。
増額審査のポイント
- 利用期間の長さ
- 返済遅れの有無
例えば、利用期間が短すぎる人は、収入状況や信用情報が変わっていなかったり、返済能力が上がっていると判断できなかったりするため、増額審査に通過できません。
みずほ銀行カードローンの借入限度額を増やすには、返済に遅れることなく一定期間利用してから、増額申請をしましょう。
なお、一定の利用期間があって、みずほ銀行カードローンの返済に遅れたことがない人でも、他社からの借入が増えていたり、転職などで年収が下がったりした場合は、増額審査に通過できないこともあります。
増額後の利息額をシミュレーション
増額する前とした後で、どれくらい利息に差が出るのかシミュレーションしてみましょう。
利息は、以下の計算式で算出することができます。
■利息の計算式
借入金額 × 金利 ÷ 365日 × 返済するまでの日数 = 利息
ここでは、借入限度額が80万円と120万円の場合、利息にどれくらいの差が出るのかを算出してみます。
■借入限度額が80万円の場合
〇適用金利:年14.0%
〇借入金額:50万円
〇借入期間:1年間
- 500,000 × 14.0% ÷ 365 × 365 = 41,920円 (利息総額)
■借入限度額が120万円の場合
〇適用金利:年12.0%
〇借入金額:50万円
〇借入期間:1年間
- 500,000 × 12.0% ÷ 365 × 365 = 35,802円 (利息総額)
利息総額 (年14.5%の金利) |
利息総額 (年10.0%の金利) |
利息差額 |
---|---|---|
41,920円 | 35,802円 | 6,118円 |
みずほ銀行カードローンは、100万円を基準に、適用金利が変動します。
適用金利が年2.0%変われば、利息は「6,118円」の差が出るため、少しでも利息を抑えたい人は借入限度額の増額を検討してください。
住宅ローンを利用している
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行カードローンの住宅ローンを利用している方に限り、一律0.5%の金利引き下げがおこなわれます。
金利引き下げの適用は、カードローンと住宅ローンの契約店が同じ場合に限るため注意してください。
また、フラット35を利用されている場合は、みずほ銀行が住宅支援機構から利用者情報の提供を受けることに同意しなければなりません。
住宅ローンを利用していた場合の利息額をシミュレーション
住宅ローンを利用している場合とそうでない場合をシミュレーションすると、以下のようになります。
■住宅ローンを利用していない場合
〇借入残高:150万
〇適用金利:年12.0%
〇返済期間:5年
- 1500,000 × 12.0% ÷ 365 × 1825 = 512,932円 (利息総額)
■住宅ローンを利用している場合
〇借入残高:150万
〇適用金利:年11.5%
〇返済期間:5年
- 1500,000 × 12.0% ÷ 365 × 1825 = 489,632円 (利息総額)
利息総額 (年12.0%の金利) |
利息総額 (年11.5%の金利) |
利息差額 |
---|---|---|
512,932円 | 489,632円 | 23,300円 |
適用金利が年0.5%変わるだけでも、利息は23,300円の差が出ます。
住宅ローンと併用しなければ、金利引き下げは実施されませんが、少しでも利息負担を少なくしたい場合は、ご検討ください。
金利を抑えてお金を借りられる可能性がある2つの方法
以下の方法であれば、みずほ銀行カードローンを利用するよりも金利を抑えられる可能性があります。
金利負担を抑えられる可能性があるキャッシング
- 借り換えローン
- 一部のネット銀行カードローン
借り換えローン
すでにキャッシングをしている人は、借り換えローンを利用することで金利を抑えられる場合があります。
例えば、東京スター銀行が扱う借り換えローンの場合、以下の適用金利でお金を融資してくれます。
東京スター銀行のおまとめローンに適用される金利
- 年9.8%
- 年12.5%
- 年14.6%
ただし、おまとめローンで利息負担を減らす場合は、適用金利が現在利用中のものより下回っていなければ成立しません。
また、おまとめローンは返済に特化したローンであるため、追加借入を受けられなくなります。
借入残高の返済に専念したい場合のみ、借り換えローンを利用してください。
東京スター銀行 おまとめローン(スターワン乗り換えローン)
東京スター銀行のスターカードローンは、インターネットバンキングでお借入れ可能。オンラインで申し込み~利用可能なカードローンサービスの内容を紹介します。
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
9.8%~14.6% | 最短翌営業日以降 | - |
一部のネット銀行カードローン
一部のネット銀行が扱うカードローンであれば、みずほ銀行カードローンよりも上限金利が低いところがあります。
ただし、ネット銀行の特性上、店舗が設置されていないことが多くあります。
そのため、実店舗で借入したい方には、不向きなキャッシング方法といえるでしょう。
とはいえ、提携ATMや銀行口座への振り込みキャッシングを利用すれば、メガバンクと同水準のサービスを受けることができます。
ソニー銀行カードローン
ソニー銀行カードローンは、上限金利が年13.8%であるため、みずほ銀行カードローンよりも利息負担を少なくできます。
ただし、ソニー銀行カードローンは、ソニー銀行の口座を持っていないと利用できないため、事前に口座があるか確認しておきましょう。
もし、口座がない場合でもカードローン申込と同じタイミングで開設申請できます。
ソニー銀行 カードローン
PC・スマホで完結!お急ぎのかたは、初回お借り入れの振込サービスが利用可能!選べる返済日、月々2,000円からのご返済!ご利用明細はWEBでチェック、自宅郵送なし
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.5%~13.8% | 最短翌営業日以降 | - |
イオン銀行カードローン
イオン銀行は、全国のイオンモールなどに設置されているため、直接店舗で相談しながらカードローン申込をしたい人に向いているカードローンといえるでしょう。
イオン銀行の口座をお持ちでない方であっても利用することができるため、銀行口座を増やしたくない人にもおすすめです。
また、イオン銀行口座の有無にかかわらず、イオン銀行ATM、コンビニATM(ローソン・Enet)の利用は、24時間365日手数料無料になるため、日々の利用手数料を節約できます。
イオン銀行カードローン
イオン銀行の口座不要・お申し込みからご契約まで完全WEB完結・いつでも何度でもATM手数料0円。5日程度でカードを受け取れます。
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
3.8%~13.8% | 最短翌営業日以降 | - |
みずほ銀行カードローンの金利に関する質問
Q.みずほ銀行カードローンの金利は低いですか?
カードローンの中ではトップクラスに低いといえます。
みずほ銀行カードローンの上限金利は、14.0%なので、一般的な消費者金融や他の銀行と比べても、金利が低いといえるでしょう。つまり、他の金融機関に比べて利息負担を軽減できる可能性があるといえます。ただし、適用金利や借入金額、完済までの期間は利用者によって異なるので、必ずしもみずほ銀行カードローンを選べば、利息を抑えられるとは限りません。
Q.カードローンの返済に遅れた場合に適用される金利は?
遅延損害金として年19.94%の利率がかかります。
みずほ銀行カードローンの返済に遅れてしまうと、返済が完了するまで適用金利以上の利率がかかります。その場合、遅れた分の支払いが完了するまで年19.94%の金利が適用されるため、早めの解決を心がけましょう。
まとめ
みずほ銀行は、上限金利が年14.5%であるため、他の金融機関が扱うカードローンと比べても金利が低いといえます。
金融機関 | 上限金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
年14.6% |
一般的な銀行カードローン | 年15.0% |
一般的な消費者金融 | 年18.0% |
ただし、借入期間や無利息サービスの有無によっては、他のキャッシングサービスの方が利息負担を抑えられるケースがあります。
利用用途や借入金額、利用期間によってご自身にあった方法を検討してみてください。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.0%~14.0% | 最短翌営業日以降 | - |
-
社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
Q.消費者金融の方が利息負担を抑えられるケースとは?
ファイナンシャルプランナー|村上敬
短期間の場合は消費者金融の方が利息を抑えられるでしょう。
前提として、銀行カードローンの方が、消費者金融よりも適用される金利が低い傾向にあります。しかし、借入期間が短期間の場合は、無利息期間を適用してくれる消費者金融の方が利息負担を抑えられます。無利息期間を扱う消費者金融の公式サイトには、無利息期間も合わせた返済額のシミュレーションができるため、気になる方はそちらも確認しましょう。